JBLのFLIP5がやっと発売になりましたよね。
予想していた値段は、1万5千円ほど。
そのぐらいの値段だと、SONYのSRS-XB32辺りが競合商品になると思っていましたが、意外にも安くてビックリしました。
1万円弱の値段を付けたFLIP5の競合となるのは、SONYのSRS-XB22だと思います。
値段の差は、Amazonで見れば数百円です。
発売日は半年ほど違いますが、どちらも今年発売された新しいモデル。
このブログでも度々登場しているSONYのSRS-XB22。
僕が好きな低音が効いていて、実は結構お気に入りなんです。
そんなSRS-XB22、以前はFLIP4と比較しましたが、せっかくFLIP5が手元にあるので比較しない訳にはいかないですよね。
前回は、JBLのFLIP4とFLIP5で、新旧の比較をしましたが、今回は競合商品となるSONYのSRS-XB22と比較レビューしたいと思います。
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Contents
JBL FLIP5とSONY SRS-XB22を比較レビュー!
サイズ
まずはサイズの比較からしていきます。
SONYのSRS-XB22は、約W201×D68×H72mmで重量が約540gあります。
一方、JBLのFLIP5は、W181×D74×H69mmで重量があれば540gです。
SRS-XB22が横幅や高さで、FLIP5を上回っています。
見た目の大きさも、SRS-XB22の方が大きく見えます。
上から見てみると、その大きさの違いが顕著になります。
特に、幅が約2cm違うというのは差がハッキリと出ます。
でも、それぞれを単体で手にすると、何故かそこまで違いは感じません。
頭の中で、ほぼ同じ大きさだという認識があるからかも知れません。
見た目では、これだけサイズが違いますが、不思議なことに重量は同じなんですよね。
ドライバーユニット
出典:SONY
SONYのSRS-XB22は、φ約42mm口径のフルレンジスピーカーユニットを2基搭載しています。
本体フロント部分の両端に設置されていて、高い音圧と力強い低音を実現したものになっています。
FLIP5では、44×88mmの楕円形をしたドライバーユニットを1基搭載しています。
何故スピーカーユニットが1つかというと、前モデルでは2つのスピーカーユニットが近接して設置されていたのですが、それだと、ドライバー同士が干渉してしまいノイズや歪みが出てしまっていたようなんです。
その解決策として、ドライバーユニットを1基にしたようです。
それにより、今まで以上に中高音域が明瞭になり、よりパワフルな低音を実現できるようになっています。
パッシブラジエーター
SONYのSRS-XB22は、前面と背面にパッシブラジエーターを搭載しています。
そうは言っても、本体の中にあるので外からは確認する事はできません。
FLIP5では、本体左右にパッシブラジエーターが搭載されています。
そのパッシブラジエーターは、前モデルの時にはプレートのような板が振動していましたが、FLIP5では素材柄変わっています。
外から見た時の隙間が無くなり、本体と一体化しています。
そして、パッシブラジエーターの周囲のキャップの形状は、本体を立て使った時に音が篭らないように隙間を作った波形になっています。
両機を横から見てみると、SRS-XB22の方は物理的に硬そうな素材ですが、FLIP5の方は少し柔らかそうに見えます。
最大出力
音質には直接関係ないかも知れませんが、最大出力も見てみます。
SONYのSRS-XB22の最大出力はsです。
SRS-XB22には、2基のドライバーユニットが搭載されていて、それぞれ最大出力が7Wになっています。
それを合わせて14Wという事になります。
FLIP5では、ドライバーユニットが1基搭載され最大出力が20Wとなっています。
バッテリー持続時間
ポータブルBluetoothスピーカーでは、バッテリーの持続時間も比較する大切な要素になってきます。
屋外に持ち出すなら、出来るだけ長い時間再生する事ができる方が良いですもんね。
SONYのSRS-XB22は、スタンダードモードの時に最長で12時間使う事ができます。
このスタンダードモードの時というのが問題で、実際にスピーカーを使う時には、このスタンダードモードを使う事ってほとんど無いと思います。
スタンダードとは言いつつ、このスピーカーの工場出荷時には「EXTRA BASS」モードが設定されています。
基本的には、この「EXTRA BASS」モードが低音がしっかりと効いていて、メーカー側がオススメしている音だと思います。
そこからスタンダードモードへ切り替えると、低音がスカスカで物足りなさを感じてしまうはずです。
余程低音が苦手だと感じる方以外は、「EXTRA BASS」モードで使用するハズです。
そう考えると、スタンダードモードで12時間という表記はちょっといただけません。
よく使うであろう「EXTRA BASS」モード時のバッテリー持続時間は、10時間と少し短くなっています。
FLIP5のバッテリー持続時間は、約12時間です。
FLIP5には、SRS-XB22と違ってモード選択という機能はありません。
その為、約12時間というのが目安になります。
ただ、音量や再生内容によって時間が変わってきます。(SRS-XB22でも同じ)
防水性能
SRS-XB22もFLIP5も、防水性能はIPX7相当となっています。
これは、水深1mの水中に最大30分入れても内部に浸水する事がないと定義されています。
これなら、シャワーやプールなどの水回りで使っても安心ですよね。
水に触れると心配なのが、充電などの端子部分ですよね。
SRS-XB22は、背後にある充電端子部分に、分厚いフタが取り付けられています。
それをしっかりと閉じる事で、端子が濡れるのを防いでくれています。
FLIP5では、その端子部分が剥き出しになっています。
FLIP4にはあったフリップカバーが、FLIP5では採用されていません。
剥き出しになっているUSB-Cの端子には、防水処理がされているので、カバー無しで使えるようです。
ちなみに充電端子は、FLIP5ではUSB-C、SRS-XB22はマイクロUSBとなっています。
音質の比較
FLIP5では、近接した2基のドライバーユニットが原因ででるノイズや歪みを防ぐ為、楕円形の大口径のドライバーユニット1基に変更されています。
それにより、中高音域がより洗練されたクリアに伸びが良くなったとそれています。
実際に聴いてみると、高音域が少し抑えられ、中音域の密度が高くなっているように感じました。
中音域に厚みが出て、曲が豊かに聴こえる反面、高音域が抑えられているので、少し輪郭がボヤけてしまっている感じもします。
SRS-XB22は、FLIP5に比べると高音域が強調されています。
その為、ピアノなどの高い音色はキレイに聴こえました。
低音は、FLIP5の方が効いています。
ズンズンと響く低音は、曲により厚みを持たせてくれていると思います。
SRS-XB22は、高音域が強い為か低音が少しボヤけているようにも感じました。
男性ボーカルでは、声が軽く聴こてしまいます。
その点FLIP5では、低音が効く為か、男性ボーカルの声も深みがある声に聴こえました。
低く響く男性ボーカルの声が、耳に心地よく入ってきます。
女性ボーカル曲を聴いてみました。
高音域がでるSRS-XB22の方が有利かなと思っていましたが、意外にもFLIP5の方がボーカルの声がクリアに聴こえました。
今回聴いた女性ボーカルの声が少し低いのかも知れまさんが、明瞭に聴こえたのはFLIP5です。
全体的な曲の厚みや広がりでは、FLIP5の方があるように感じました。
ピアノなどの高い音はSRS-XB22がキレイに聴こえ、ボーカルの声はFLIP5の方がクリアでした。
低音はFLIP5の方が厚みがあって好印象でした。
聴く曲のジャンルや好みの違いもあるとは思いますが、今回僕はFLIP5の方が好みの音を出していたと思います。
聴く人によってはSONYの方が良いと感じる方もいると思います。
動画を作成したので、1度聴き比べしてみて下さい。
比較動画
比較表
FLIP5 | SRS-XB22 | |
サイズ | W181×D74×H69mm | 約W201×D68×H72mm |
重量 | 約540g | 約540g |
ドライバーユニット | 44×88mm×1 | φ約42mm×2 |
最大出力 | 20W | 14W(7+7) |
バッテリー持続時間 | 最大12時間 | 約10時間(EXTRA BASSモード) |
防水性能 | IPX7 | IPX7 |
充電端子 | USB-C | マイクロUSB |
まとめ
今回はJBLのFLIP5とSONYのSRS-XB22を比較しました。
両機とも1万円弱で購入できるので、競合商品になると思います。
どちらか迷っている方は、デザイン、機能、音質などで比較して、より良い方を選びたいと思いますよね。
今回は、そんな方のお手伝いになればと動画も作成してありますが、あくまでマイクで録音した物なので、実際に生で聴くのと多少違ってきます。
素人の僕の耳では聴き比べ出来ていない所も多々あると思います。
実際に動画を見て、確認していただけたら嬉しいです。
後継機のSRS-XB23もレビューしました。
個々の詳細は、こちらのレビューで確認してください。
その他の比較レビューはこちら。
その他のスピーカーはこちら。
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