Bluetoothスピーカーは家にいくつもあるのに、JBLの新しいBluetoothスピーカーが発売されたら、思わず買ってしまいました。
今年の6月頃に発売されると思っていたら、日本での発売情報がないまま時間が過ぎていました。
ちょっと楽しみにしていた気持ちが、いつの間にか、凄く楽しみに変わってていました。
その気持ちと共に、欲しいという欲求も強くなり、とうとう買ってしまったんです。
となると、当然、前モデルのFLIP4も家にあります。
やっぱり気になるのは、音がどう変わったかですよね。
新しくなったなら、当然何かしらの変化や進化が欲しくなってしまいます。
しかし、外見は一見何も変わっていないようにも見えます。
値段の差も、そこまで大きくありません。
今回は、前モデルのFLIP4と新しく発売になったFLIP5の何が変わったのか比較してみたいと思います。
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Contents
JBLのBluetoothスピーカーFLIP4とFLIP5を比較
ドライバーユニットの比較
出典:楽天
FLIP5の特徴は、まずドライバーが変わった事です。
FLIP4では、40mmのドライバーユニット2つを、近接して設置していました。
その為、ドライバー同士が干渉してノイズや歪みの原因となっていたようなんです。
素人の僕には全くわからなかったのですが、やはりその道のプロからしたら、何かしら感じる物があったんでしょうね。
その対策として、FLIP5では44×88mmの楕円形のドライバー1つを採用するようになりました。
これにより、FLIP4で感じたノイズや歪みが軽減され、中高音域がクリアで明瞭になったようです。
最大出力
音質にはあまり関係ないのかも知れませんが、最大出力も変わっています。
FLIP4では8W×2だった物が、FLIP5では20Wと強化されています。
僕的には大きな音を出す事はほとんどありませんが、そんな時に音割れだったり、歪みなどが軽減され安定した再生が可能になります。
サイズ
出典:楽天
FLIP4の本体サイズはH68×W175×D70mmで重量が515gとなっています。
一方、FLIP5ではH69×W181×D74mmで540gです。
ほんの僅かですが、FLIP5の方が大きくなっているようです。
とは言え、ほとんど違いは感じない程度の差だと思います。
両方とも500mlのペットボトルサイズなので持ち運び等は難なく出来るハズです。
充電端子
FLIP4では、充電端子はマイクロUSBでした。
防水の為、フリップカバーの下に設置されているので、使用する時はカバーを開ける必要がありました。
しかしFLIP5では充電端子がUSB-Cに変更され、さらにはフリップカバーも無くなっています。
USB-Cのコネクター部分に防水処理が施されているので、カバーが必要ないんです。
これまでは、充電の度、常時電源を取る為にケーブルを繋ぐときには、ワザワザフリップカバーを開けていました。
頻度は多くないのですが、開ける作業だったり、ちゃんとカバーが閉まらなかったりと、手間がかかる事がありました。
しかし、FLIP5ではそんな事もなくなります。
しかし、そんな技術に感覚が追いつかない僕は、本当に防水性があるのか不安になってしまいます。
FLIP5を水に浸けたり、シャワーをかけたりする事に、ちょっと躊躇してしまいます(笑)
変わってない事
JBLのFLIP4とFLIP5では、変わった事もありますが、変わってない事もあります。
その1つにバッテリーの持続時間です。
FLIP4では、約3.5時間の充電で約12時間再生する事ができました。
FLIP5では、充電時間が訳2.5時間と早くなりましたが、再生時間は約12時間とされています。
バッテリー容量自体は60%アップとなっていますが、再生時間的にはFLIP4と同じになっています。
(ボリュームや再生内容により違いはあります)
そして、防水性能も前モデルのFLIP4と同じです。
IPX7相当の防水機能なので、水深1メートルの水中にスピーカーを最大30分間入れても浸水しないと定義されています。
これなら、色々なアウトドアシーンに持ち出しても安心して使う事が出来ますよね。
JBLのFLIP4とFLIP5を実際に比較してみる
パッケージ
今まで、JBLのFLIP4とFLIP5を、カタログスペックで比較してみましたが、次は実物で比較してみたいと思います。
まず初めに届いた箱を見て触った時、気が付いたのは、パッケージの質です。
JBLのBluetoothスピーカーでは、Charge3とFLIP4を持っていましたが、それらのパッケージ(外箱)は、凄くしっかりした素材で作りも高級感を感じる事ができる物でした。
フタ部分にはマグネットがあり、ピタッとくっ付くし、そもそも全体を覆う紙素材が厚く固いものでした。
しかしFLIP5では、薄い紙素材の箱に入っていました。
箱を開けると、真っ黒な発砲スチロールのような物が出てきます。
「これは凄いコストダウンをしたな」と、一瞬頭に浮かんでしまうほど、前モデルのFLIP4よりもチープさを感じました。
しかし、それは違っていました。
FLIP5では、環境保護を目的に、生分解性プラスチックの梱包を、採用していたんです。
この生分解性プラスチックは、微生物によって分解する事ができる素材です。
もしこれが不法に投棄されたとしても、微生物によって分解されるので、環境に与えるダメージを抑える事ができます。
見た目や素材感は多少チープな感じになりましたが、色々とら考えられた上でのパッケージと分かれば、少し見方が変わりますよね。
本体サイズの比較
2つのBluetoothスピーカーの本体を横並びに置いて比較してみます。
カタログスペックでは、FLIP5の方が約1ミリ高さがあります。
写真では、レッドの方がFLIP4、ティールの方がFLIP5となっています。
正面から見ると、たった1ミリの差はほとんど分からないですよね。
よく見たら、何となくそうなのかなと思う程度だと思います。
横幅では、FLIP5が6ミリ大きいです。
しかし、並べて置くとほぼ同じような気もします。
それだとよく分からないので、今度は上から見てみます。
すると、横並びで置いた時よりも、FLIP5の方が大きいのが、何となく分かると思います。
でも実際に、どちらか片方だけを手にしたら、このぐらいのサイズの差は実感する事はできないと思います。
FLIP5を持って「ちょっと大きくなったな」とは、余程ではない限り感じないハズです。
奥行きでは、4ミリの差があります。
横から見てみると、FLIP5の方が直径が微妙に大きく感じます。
とは言え、本当に微妙な差ではないかなと、並べて比較してみると、そう感じました。
パッシブラジエーター
横から見た時、直径の差よりも、パッシブラジエーターの素材の違いに目が行きませんでしたか?
FLIP4では、平べったいプレートのような素材なのに、FLIP5ではぷっくりとした柔らかそうな素材になっています。
そして何よりFLIP5では、本体との間に隙間がなくなっています。
さらに、パッシブラジエーターの周囲のキャップの形状も変更されています。
FLIP4もFLIP5も、縦置きにして使う事が出来ますよね。
キャップの部分が波打っている様なデザインになっていて、少し凹みができます。
それがFLIP4よりもFLIP5の方が少しだけ深いような気がします。
置いた時に隙間ができる事により、音が篭らずに出るようになっているようです。
操作部
電源ボタンやBluetoothボタンがある場所もデザインが少し変更されています。
FLIP4では、電源ボタンとJBLコネクトボタンがそれぞれ丸く括られ、2つのボタンの間にLEDインジケーターが設置されています。
そしてその横には、充電端子を守るフリップカバーがあります。
そのフリップカバーを開けると、中にはマイクロUSB端子が水から守られるように設置されています。
FLIP5では、電源ボタンとBluetoothボタンが一括りにされています。
そしてボタンの間ではなくUSB-Cの端子よりにLEDインジケーターが設置されています。
LEDインジケーターも、4つの点ではなく、ライン状の物に変更されています。
FLIP4では電源ボタンの横にあったJBLコネクトボタンは、FLIP5ではボリュームや再生ボタンの横に設置されています。
ボタンの配置が、ちょっとだけ変更されています。
充電ケーブル
JBLの充電ケーブルと言ったら、オレンジ色のケーブルのイメージがありませんか?
BluetoothスピーカーやBluetoothイヤホンを購入した時に、派手なカラーリングのケーブルがちょっと嬉しかったりしました。
しかしFLIP5では残念ながら、マイクロUSBケーブルからUSB-Cに変更された事も影響されているのか、無難なブラックのケーブルになっていました。
これは僕的にちょっと寂しかったりします。
品質や音質には関係しないかも知れませんが、できればオレンジ色のケーブルを付属していただけたら嬉しいです。
音質の比較
音質は、FLIP4からFLIP5になって、進化というかより洗練された音になったんじゃないかなと思います。
FLIP4では、中高音域がクリアに聞こえ、それでいて重低音も効くので、どちらかと言えばパーティーなど楽しい雰囲気に似合う音質だと思っていました。
明るい曲を聴けば、音もそれと共に楽しく聴こえてきました。
FLIP5では、少し高音域が抑えられ中音域に厚みや深さが出たように感じました。
ただ高音域を、抑えただけという事ではなく、中高音域の密度が高くなったように聴こえます。
それを定評のあるJBLの低音域と合わす事によって、重厚感も増しているんじゃないかなと思います。
確かにパーティなどを楽しむ為の、ドンシャリ感は減りました。
しかし、中高音域がよりクリアに洗練された事により、音質自体はかなり良くなったんじゃないかなと感じました。
比較動画
比較動画を作ってみました。
3つの曲で聴き比べてみてください。
まとめ
JBLのBluetoothスピーカーのFLIP4とFLIP5を比較しました。
前モデルのFLIP4でも、僕的にはかなりお気に入りでした。
POP曲を聴けば楽しくなるような音質だし、低音も響くし、使用用途が本格的なものでなければ、必要以上に満足出来る物だと思っていました。
確かに、クラッシックや豊かな音色を聞きたいという方には物足りない物があったかも知れません。
しかし、普通の人が普段の生活で使うならおすすめ出来るスピーカーでした。
そのFLIP4の後継機のFLIP5は、さらに音に厚みを持たせて密度がある音質になったと思います。
以前のシャカシャカした感じよりも、少し落ち着いた音色に聞こえるんじゃないかなと思います。
現在、前モデルのFLIP4も購入する事ができます。
値段は、FLIP5が意外に安かったので、あまり差がありません。
どちらか購入を迷われているなら、新しいモデルのFLIP5がおすすめです。
コストを抑えたいなら、FLIP4でも全く問題ないと思います。
FLIP4はこちら。
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FLIP4のレビューはこちら。
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