前回、JBLのBluetoothスピーカーのCHARGE4のレビューをしました。
CHARGE4の前モデルのCHARGE3と比較しながら、何が変わったのか確認してみたんです。
しかし、JBLにはCHARGE以外に人気機種があります。
価格.comをみたら常に上位にいるのはFLIP5。
安すぎず高すぎず丁度良い価格帯にあり、音質も良く、そして持ち運びしやすいサイズ感というのが魅力だと思います。
CHARGE4は、そんな人気のFLIP5より少し高めの価格帯にあります。
少し頑張れば手が届きそうな値段は、より高音質なんじゃないかなと期待させますよね。
そうなると、人気があるFLIP5より高音質だと思われるCHARGE4のを買ったら良いんじゃないかと迷ってしまうと思います。
そこで今回は、JBLのFLIP5とCHARGE4を比較してみたいと思います。
サイズ感や機能面、そして実際に音質を比較していただけるよう動画も作成しました。
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Contents
JBLのFLIP5とCHARGE4を比較
サイズ感
FLIP5は、そのサイズ感からキャンプやアウトドアに持って行きやすいBluetoothスピーカーです。
サイズは、幅181×奥行69×高さ74mmで、円筒形をしています。
太さは、ちょうど500mlのペットボトルぐらいなので、車のドリンクホルダーに入れて持ち運ぶこともできるようです。
重さも540gなので、これも500mlのペットボトルに近いですよね。
これならサッと手に取って、家の中どこでも、またはアウトドアにも持っていきやすいと思います。
一方CHARGE4は、FLIP5に比べると少し大きくなっています。
CHARGE4のサイズは、幅220×奥行95×高さ93mmで3次元曲線を持たせたチューブ型になっています。
簡単に言うと、左右が少し細くなっている円筒形です。
それが台の上に置いてあるような感じのデザインです。
サイズ的には約1.2〜1.3倍大きい感じです。
重量は約965gなので、FLIP5と比較したら約425g重たくなっています。
もちろん、サイズが大きくなっているので、車のドリンクホルダーには入らないと思います。
この2つの機種を並べてみると、サイズの違いよくが分かりますよね。
CHARGE4の商品ページでは、キャンプやスキー場での使用風景があるので、アウトドアで使う事を想定していると思います。
持ち運べるBluetoothスピーカーという面でFLIP5と比較したら、持ち運び難いかも知れませんが、別途ケースを購入したり、車に積んでしまえば、あまり気にならなくなるかも知れないです。
ドライバー
FLIP5は、44×80mmの大口径楕円形ドライバー1つを採用しています。
FLIP5の前モデルのFLIP4では、40mm径のドライバー2つを使用していましたが、ドライバーの近接によるノイズや歪みを防ぐ為に改良されたようです。
しかしそれにより、ステレオからモノラルになってしまったのがちょっと残念な気もします。
でも素人の僕では、その違いはよく分からないです(笑)
そんなFLIP5では、左右のパッシブラジエーターの素材をラバー変更し、出力も20Wへ強化されていまく。
それらと合わせて、迫力のあるサウンドを楽しめるようになっています。
CHARGE4も、前モデルのCHARG3の時は50mm径のドライバー2つを使用していました。
CHARGE4になり、20×90mm径の大口径楕円形ドライバー1つになっています。
この理由も、FLIP5と同じく、ドライバー同士の干渉によるノイズや歪みを防ぐ為だと思われます。
左右にあるパッシブラジエーターの素材も、FLIP5と同じくラバー素材に改良されています。
そして何より、パッシブラジエーター自体が新設計された物で、60Hzまでの低音を再生できるようになっているんです。
出力は最大30W、アウトドアでもパワフルなサウンドを再生することができます。
バッテリー
FLIP5もCHARGE4も充電端子は、マイクロUSBからUSB-Cに変更されています。
バッテリー容量は、FLIP5で4,800mAh、CHARGE4で7,500mAhです。
連続再生時間は、FLIP5で約12時間、CHARGE4で約20時間となっています。
バッテリー容量が多い分、連続再生時間はCHARGE4の方が有利になっています。
また、モバイルバッテリーとして使った時も、CHARGE4の方が、他の端末への充電は多くできるハズです。
FLIP5もCHARGE4も充電端子がUSB-Cなりましたが、FLIP5では端子自体に防水性能を持たせているので、本体の端子部分にフリップカバーがありません。
従来では、フリップカバーを開けて、中にある端子にアクセスしていましたが、手間なく直にケーブルを差す事が出来る様になっています。
CHARGE4では、端子に防水性能を持たせたとの記載はありません。
その為、本体の背面側にある端子部分には、フリップカバーが取り付けられています。
本体への充電、モバイルバッテリーとしケーブルを接続する時など、フリップカバーを開けるという手間がかかります。
操作ボタン
本体の再生ボタンやボリュームボタンなど操作ボタンは、上部側に付いています。
FLIP5では少し背面側に近い上部、CHARGE4では真上に設置されています。
本体を置いたまま操作するとなると、背面側上部にあるFLIP5より真上にあるCHARGE4の方がやりやすいです。
さらにFLIP5では、電源ボタンとBluetoothボタン、そしてバッテリーの残量表示が背面下側に設置されています。
手にとって操作する事を想定されているのかも知れませんが、置いたままだとやり難いです。
CHARGE4では、電源ボタンもBluetoothボタンも、再生ボタンやボリュームボタンと同じく本体上部に設置されています。
これなら、操作するたびに、いちいち本体を持ち上げる必要がないので、簡単にアクセスする事ができます。
また、バッテリー残量表示も正面下側に設置されているので、一目で視認する事ができます。
置いたまま使用するのなら、CHARGE4の方が比較的便利だと思います。
防水性能
どちらもアウトドアで使う事を想定されたBluetoothスピーカーなので、しっかりと防水性能はあります。
FLIP5もCHARGE4も、防水性能はIPX7に対応しています。
IPX7は、「一時的に一定の水圧の条件に水没しても内部に浸水する事がない」と規定されています。
これなら、キャンプ場での突然の雨や、プールサイド、またはシャワーやキッキンなど、濡れる可能性がある場所のどこでも使う事ができます。
しかし両機種とも、表面素材はファブリック素材です。
何となくファブリック素材だと、濡れてしまう事に躊躇してしまいますよね。
確かに水に濡れて湿ってしまうのですが、内部に浸水はしないので大丈夫なんです。
でも、濡れたファブリック素材は、しっかりと拭いて乾燥させる必要はありそうです。
音質比較
FLIP5とCHARGE4を聴き比べる為に動画を作成しました。
そこでは、ジャス、男性ボーカルのPOP、女性ボーカルのPOPの3曲をそれぞれ再生して比較しました。
パソコンで曲を再生したのですが、ボリュームを同じにしてもCHARGE4の方が大きく聴こえてしまいます。
それは出力に関係していると思うのですが、パソコン内でボリュームを揃えても実際聞こえる音量に差がありました。
動画作成時には、なるべく同じ大きさに聴こえるように調整しています。
それで聴き比べてみると、素人の僕にはなかなか難しかったです。
何度か聴き直してみると、FLIP5は高音域がCHARGE4よりハッキリとしていて、ボーカルの声がクリアに聴こえました。
CHARGE4では、FLIP5よりも中音域に厚みを持たせているように感じました。
CHARGE4の方が、ボーカルの声の擦れがハッキリと聴き取れます。
低音域や重低音は、その差をハッキリと感じ取る事ができませんでした。
どちらも迫力のある重低音で、歯切れが良い感じです。
あえて言うなら、CHARGE4の方が密度があるような気もしますが、僕にはほとんど同じように聴こえます。
FLIP5とCHARGE4を聴き比べてみると、FLIP5の方が音は楽しく聴こえます。
好みによるかも知れませんが、FLIP5は万人受けしそうな気がします。
CHARGE4は、楽器の音がより良く聴こえた気がします。
比較動画
JBLのFLIP5とCHARGE4の音質を比較する為の動画を作りました。
よろしければ見てください。
そしてチャンネル登録お願いします!
JBL FLIP5とCHARGE4比較表
機種 | FLIP5 | CHARGE4 |
サイズ | 181×69×74(h)mm | 220×93×95mm |
重量 | 540g | 965g |
ドライバー | 44×80mm×1 | 20×90mm×1 |
バッテリー容量 | 4,800mAh | 7,500mAh |
再生時間 | 約12時間 | 約20時間 |
Bluetooth | バージョン4.2 | バージョン4.2 |
防水性能 | IPX7 | IPX7 |
CHARGE4と前モデルCHARGE3とも比較しています。
まとめ
JBLのFLIP5とCHARGE4を比較してみました。
サイズ的にはFLIP5の方が持ち運びしやすいので、アウトドアに持っていくならこちらの方が良いと思います。
操作性は、置いて使う事を前提にするならCHARGE4の方が使いやすいです。
バッテリー容量は、CHARGE4の方が多いので、アウトドアで長時間使ったりモバイルバッテリーとして使うなら、余裕が持てます。
音質はどちらかというとFLIP5の方が明るく楽しく聴こえます。
どちらが良い音質かは、好みにもよりますが、CHARGE4の方が密度や厚みがあり良く感じました。
ただこの値段差を埋めるだけの違いがあるかと聞かれたら、僕的には難しいです。
特に、大きな音を出せない環境なら、敢えてCHARGE4にしなくても良いと思います。
そう考えると、やっぱりコスパ的にはFLIP5の方が優れていそうです。
持ち運びにも便利で、楽しいサウンドを楽しめるのはFLIP5、より重厚な音楽をパワフルに楽しみたいのならCHARGE4な気がします。
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