ここ数年、音楽などを楽しむのにスマートフォンを使用する人が増えてきましたよね。
通勤通学の時は、Bluetoothイヤホンやヘッドホン、家庭では、BluetoothヘッドホンやBluetoothスピーカーを使い分けている人もいるんじゃないかと思います。
とりわけ、家庭やアウトドアの場所で、スマホの音楽を楽しむのに、迫力求めてしまいますよね。
そんなとき便利なのがBluetoothスピーカーです。
外出先で、仕事の作業中に、アウトドアで、水辺のレジャーでなど場所を選ばず、スマホとスピーカーをペアリングすれば、どんな時どんな場所でも気軽に迫力のあるサウンドを楽しむことができちゃいます。
そんな中、ポータブル型のスピーカーに欲しい高い性能と音質を持っていながら、5,000円前後という「ちょうどいい」Bluetoothスピーカーとして人気を集めている製品があります。
それが、AnkerのBluetoothスピーカーです。
Ankerと言えば、人気があるSoundcoreシリーズが有名ですよね。
Amazonのランキングで長い間1位ですし、第2世代のSoundcore2になってからもその人気は衰えていません。
しかしAnkerには、Soundcore2以外のスピーカーもラインナップされているんです。
Soundcore2以外のスピーカーって、性能はどうなの?って気になりませんか?
今回は、Soundcore2よりも少し値段が高いSoundcore Boostというスピーカーに注目してみたいと思います。
AnkerのBluetoothスピーカーの中でも特に人気が高いSoundcore2とAnker Soundcore Boostで、それぞれの性能を口コミやレビューを通し比較してみました。
そして、実際に実機で聴き比べてレビューもしました。
スポンサーリンク
Contents
Ankerとは
Anker(以下アンカー)は、2011年Google出身のエンジニアを中心に設立されました。
モバイルバッテリーや急速充電器などのスマートフォン・タブレット関連製品の開発、販売を行っています。
Anker Soundcoreとは
2018年4月、Ankerから発表されたのが新ブランド「Soundcore」です。
それまですでに展開していたオーディオブランド「ZOLO(ゾロ)」や既存オーディオ製品は全てSoundcoreに一本化され、ブランド化されました。
これまでの経験で培ったバッテリー技術やテクノロジーを駆使し、Soundcoreは優れた製品を次々と生み出しています。
Anker Soundcore2とは
言わずと知れた大ヒット商品、アンカーのサウンド部門の目玉や顔として紹介されているBluetoothスピーカーSoundcore2。
2018年度アマゾンランキングのポータブルスピーカー部門でAmazonランキング大賞を受賞しました。
Soundcore2は大ヒット商品である第一世代の性能をパワーアップさせたアップグレード版。
2つの6Wドライバーにより強化された鮮明で豊かなサウンドと、アンカー独自のBassUPテクノロジーによる迫力たっぷりで深みのある低音が評価されています。
デザインはコンパクトで持ち運びしやすいシンプルな長方形。
Bluetoothスピーカーはいつでもどこでも使えるので、この形状であればどんな場所、どんなインテリア、持ち運ぶバッグの中でもなじみ、使いまわししやすいはずです。
また、デザイン面ではAnker Soundcore2はポート部分にカバーが取り付けられ、操作ボタンも大きくなりました。
再生時間は最大24時間の連続再生が可能です(音量・再生内容による)。
スピーカーのバッテリー残量はBluetoothペアリング中のiPhoneやiPadからも確認することができますが、iOS6.0以降で可能となりますので注意が必要です。
Bluetoothの飛距離は20m、マイクを内蔵しているのでハンズフリー通話も可能です。
IPX7の防水機能を備えていることもポイント。
IPX7とは一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没しても内部へ浸水しないということ。
ビーチやプールサイド、どんな場所でも安心してお気に入りの音楽を楽しむことができます。
2台のSoundcore2をペアリングしたらステレオサウンドを楽しむこともできます。
カラーはレッド、ブルー、ブラックの3色展開。
Bluetoothスピーカーの中ではお手頃な価格かつ取り回しのしやすい、高性能なスピーカーと言えると思います。
Anker Soundcore2の口コミ
Anker Soundcore2の口コミによくみられるのが、音の解像度がやや低いということ。
クリアな音質を求めるには若干物足りなく、コンパクトなサイズのため音の広がりも感じにくくなるのは当然かもしれません。
また公式サイトにあるほど、重低音が特別優れている印象は薄いとの意見も。
ただし、低音の質が低いわけでは決してなく、中高音とのバランスもいいためとても自然です。
それでも気になる人は低音が大きく響きやすいようにAnker Soundcore2本体を平らな場所に置くと良いようです。
このように、Anker Soundcore2は、音質的に気になるところはあるものの総合的にみて音のまとまりがよく全体的に高クオリティでまとまった、5,000円という価格を考えても十分に満足できるスピーカーです。
とは、書いたものの、実際には口コミを書いている人がどのくらいの音質を求めているかで、評価が変わっていると思います。
僕は数年前、初めてSoundcoreで音楽を聴いた時に、低音が凄く響くとちょっと感動したのを覚えています。
しかし今は、それ以上低音が響くスピーカーを使っているので、違う評価をすると思います。
Anker Soundcore2について詳しく知りたい方はこちら。
JBLのFLIP5やSONYのSRS-XB22との比較動画のリンクもあります。
Anker Soundcore Boostとは
Anker Soundcore Boostもまた、アンカーが開発・販売しているBluetoothスピーカーです。
デュアルドライバーと2つのサブウーファーを搭載しているため多少サイズが大きくなりましたが、低音を強調し中高音をマイルドに、しっかりとした音を聴かせてくれます。
また、Anker Soundcore BoostはBassUPボタンを押すことで、さらに低音を強調させることができるようになりました。
最大12時間(音量や内容により異なります)の連続再生が可能なほか、5200mAhのバッテリーを搭載しておりUSB機器を充電するモバイルバッテリーとしても使用可能です。
出力は5V/1Aです。
スピーカー自体のバッテリー残量はBluetoothペアリング中のiPhoneやiPadからも確認が可能となっていますが、iOS 6~iOS 10.2に対応となりますので注意が必要です。
LEDインジケーターでもバッテリー残量が分かります。
小型なサイズでいつでもどこでも持ち運び可能。
シンプルな長方形でどんな場所にでもなじみやすいのはAnker Soundcore Boostも同様です。
内蔵マイクでハンズフリー通話も可能でIPX5の防水規格に対応しています。
IPX5はあらゆる方向からの噴流水に対する保護ですので風呂場でも使用可能なくらいの防水機能はありますが、故障を防ぐためには水をかけ続けるような使用法は避けた方がよさそうです。
ボタン1回でBluetooth接続可能。
NFC搭載でスマートフォンをかざすだけで簡単にペアリングを行えます。
iTunesやSpotifyなどのサービスを利用することが多い人にはとても便利な機能ですね。
カラーバリエーションは今のところなく、ブラック1色となっています。
Anker Soundcore Boostの口コミ
Anker Soundcore Boostは低音域がしっかりと、中高音はマイルドに聴こえるのでこもって聴こえてしまうという口コミがありました。
ポップスなどの高音域の音を聴くスピーカーとしては好みが分かれてしまいそうです。
気になる人はスマートフォンなどのイコライザ機能を使用して調整をしてみると良いと思います。
また、パッシブラジエーターを搭載しているため、BassUpを使わなくても低音が良く聴こえます。
そのためBassUpをオンにすると低音が強くなりすぎて全体的に音がゆがんでしまうといった口コミもありました。
どうしても気になる場合はBassUPをオフにしてみてください。
それでもAnker Soundcore Boostは全体的な音のバランスに大きな問題はなく、メリハリのあるサウンドを聴かせることができる良いBluetoothスピーカーのようです。
僕が感じたことは、メリハリのあるという箇所が口コミやレビューと少し違うところがありました。
以下のレビューの場所で書いています。
Anker Soundcore2とAnker SoundcoreBoostを比較してみた!
では上記2機種を価格、音質、サイズ、再生時間とバッテリーと、機能特徴の5点で比較してみます。
①価格
- Anker Soundcore2:4,999円(税込・ブラック)または5,199円(税込・ブルー、レッド)
- nker Soundcore Boost:6,999円(税込)
価格はAnker Soundcore2の方が2,000円程安くなっています。(2020年1月現在)
②音質
- Anker Soundcore2: 低音機構 パッシブラジエーター
- Anker Soundcore Boost:低音機構 パッシブサブウーファー 2基
また、BoostはBassUP機能で低音を増強することも可能です。
反面、中高音はこもって聴こえるためクリアさに欠けるとの意見も。
ここは使用者の好みによってもわかれるところかもしれません。
スマートフォンやPC側から音の調節をすることで多少解決するようです。
Anker Soundcore2はサイズが若干小さくなるため、Boostに比べるとどうしても低音域が弱くなりますが、低音補強のためにパッシブラジエーターを搭載したため前モデルよりはずっと低音域が良くなりました。
さらに、音量を大きくするとその音がガラリと変化。
中音域がクリアになり、低音域も出やすくなることで音に迫力が増すようです。
このようにどちらを使用しても、この価格帯のBluetoothスピーカーとしてはバランスの良いスピーカーとの位置づけのようです。
③サイズ
Anker | Soundcore2 | Soundcore Boost |
サイズ | 約168 x 47 x 56 (mm) | 約204 x 72 x 69(mm) |
重量 | 約414g | 約585g |
どちらもコンパクトで軽量、持ち歩きがしやすいサイズですが、コンパクトさをより求めるのであればAnker Soundcore2の方がおすすめです。
④再生時間とバッテリー
Anker | Soundcore2 | Soundcore Boost |
連続再生時間 | 約24時間 | 約12時間 |
バッテリー | 5200mAh、5V/2A | 5200mAh、5V2A |
充電時間 | 2.5時間 | 4〜6時間 |
しかしAnker Soundcore BoostにはUSB-Aポートが搭載されているため、モバイルバッテリーとして使用することができ、音楽を再生しつつスマートフォンを充電することも可能です。
バッテリー容量も5200Ahとモバイルバッテリーとして十分な容量があります。
災害が多かった2019年、非常事態に備えてスピーカーとバッテリーが一体型になっていることにメリットを感じる人も多いと思います。
⑤機能特徴
Anker | Soundcore2 | Soundcore Boost |
防水機能 | IPX7 | IPX5 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 4.2 |
比較してみると、防水機能、ワイヤレス機能共に改善版であるAnker Soundcore2の方が高性能であることがわかります。
防水機能はIPX5もあれば海やキャンプなどの野外、お風呂で使用しても安心ではありますが、水をかけ続けるような環境にあれば当然のことながら故障の原因になります。
使用する環境によってはIPX7の方がより安心です。
SoundcoreBoostの表面素材がメッシュというのも、濡れたあとに乾きづらいのかも知れません。
また、Anker Soundcore2の特徴として2台のペアリング機能があります。
2台のAnker Soundcore2をペアリングし、ステレオ再生するというもので、さらに迫力ある音が楽しめますね。
それぞれのセールスポイント(口コミやレビュー等を参考)
Anker Soundcore2 セールスポイント
①本体サイズが小さくコンパクト
②パッシブラジエーター搭載で音量を大きくすると低音が強化される(しかしAnker SoundcoreBoostに比べ低音が弱い)
③中音がクリアで音量を大きくすると迫力が増す
④2台の本体をペアリングしてステレオ再生が可能
⑤IPX7の防水性能
Anker Soundcore Boost セールスポイント
①本体サイズがコンパクト(しかしAnker Soundcore2に比べサイズが少し大きい)
②オンオフができるBassUP機能で低音をさらに強化
③高音域も出るためメリハリのある音を楽しめる(しかし中音域がこもって聞こえるとの口コミも)
④モバイルバッテリーとして使用可能
以上、口コミやレビューをまとめて、それぞれのセールスポイントを書き出してみましたが、実際にこれがその通りだとは限りません。
実際に聴き比べたら、少し違いがありました。
音質の比較レビュー
※SoundcoreBoostの外箱はSoundcore2のものよりも高級感がありました
口コミや、レビューなどを読んで、Anker Soundcore2は低音域が良いスピーカーであると言われていますが、Anker Soundcore Boostに比べると弱いようです。
しかしBoostは少し音が籠もるとのこと。
ボリュームを上げれば中音域がクリアになるという対処法があるといいますが、実際に聴き比べたらどんな感じなのか気になりました。
そこで、両方のスピーカーを購入し、聴き比べてみることにしました。
Anker Soundcore2は、上記で音質があまり良くないとの口コミを書きましたが、僕として十分満足がいく音質だと思いました。
中高音域はクリアで、そこそこ輪郭もハッキリしているので、ボーカル曲が聴きやすいです。
低音も、厚みがあるわけではないですが、そこそこ鳴ってくれます。
同一価格帯の他のスピーカーと比較したら、値段以上に音質は良いと思います。
そこが人気の要因の1つですもんね。
しかし、JBLのFLIP5やSONYのSRS-XB22など、1万円前後で購入できるBluetoothスピーカーとは比較しないほうが良いと思います。
比較すると、音の密度や奥行きなど、違いがすぐに分かってしまうと思います。
それでも、5,000円以内で購入できるスピーカーとしては、トップクラスの音質ではないでしょうか。
一方、Soundcore Boostは、パッシブサブウーファーを2基搭載しているので、Soundcore2よりも低音が効くとされています。
確かにその通りで、低音はSoundcore Boostの方が底からくる重みと厚みがあったように思えます。
しかし、気になったのが、BassUPボタンによる低音の強化です。
Soundcore BoostにはBassUPボタンがあり、低音をパワフルな物に切り替える事ができると書かれています。
しかし、素人の僕ではその効果が分かりませんでした。
ボタンは電源を付けると白色に点灯しているのですが、ボタンを押すと消灯します。
効果の差をほとんど感じる事が出来ないので、ボタンが点灯している時にBassUPがオンになっている状態なのかオフになっている状態なのか判断ができないぐらいでした。
そして、高音域も出るためメリハリのある音を楽しめるというのは、僕には感じられませんでした。
中高音域は、籠もって輪郭ははっきりしません(対処法通りボリュームを上げて聴いてみました)
その為、Souncore2と比較すると、ボーカル曲は全く楽しめるものではありませんでした。
トータル的に、Soundcore2より勝っているのは低音部分だけです。
Soundcore2は中高音域がクリアですが、Soundcore Boostよりも低音が平べったく感じました。
Anker Souncore2とSoundcoreboostの比較動画
まとめ 結局どちらが買い?
同じAnkerのBluetoothスピーカーであり低音域に強いとされるAnker Soundcore2とAnker SoundcoreBoostですが、細かいところでかなり違いのあるスピーカーであることがわかりました。
低音域にこだわりがあり、モバイルバッテリーとしても使用できることにメリットを感じるのであればAnker Soundcore Boostをおすすめします。
しかし口コミ等で言われている、メリハリのある迫力満点の音は、僕は感じることができませんでした。
Anker Soundcore2もまた低音域が良いスピーカーであると言われていますが、Anker Soundcore Boostに比べると弱いです。
しかし、もともと中音域がクリアで心地よく低音が響くので、完成度が高いです。
SoundcoreBoostと並べて比較しなければ、十分以上の低音を楽しめると思います。
防水性は両機ともに十分な機能を備えていますが、Anker Soundcore2の方が防水性が高いです。
バッテリー持続時間なども考慮すると、僕的にはAnker Soundcore2の方がおすすめです。
Anker Soundcore2は、5,000円以内で購入できるというのも得点が高いです。
SoundcoreBoostは、もう少しお金を出せば、JBLのFLIP5に手が届きます。
ここには、金額の差以上に音質の差が大きくあると思います。
SoundcoreBoostを買うなら、頑張ってFLIP5を買ったほうが良いと思います。
ただ、Anker Soundcore2とAnker SoundcoreBoostも、Amazonのセール時には安くなります。
そこ狙いなら、SoundcoreBoostでも良いかも知れません。
どちらも、比較せずに単体で聴けば、値段以上の高音質が楽しめるはずです。
その他、Bluetoothスピーカーの記事はこちら。
最新記事 by あっちゃん (全て見る)
- 猫よけスプレーの選び方と注意点。効果的な猫よけスプレーで庭の清潔を保つ方法 - 2023年6月19日
- 猫に優しい猫よけ対策を考える!なぜ野良猫が庭に糞をしていくの?おすすめの猫よけグッズを紹介!! - 2023年6月14日
- Anker SoundCore3 vs JBL FLIP5を比較!性能や音質はどう違うのかを紹介!結局どっちがおすすめ? - 2023年6月13日