僕は最近、安くなったJBLのBluetoothスピーカーを使っています。
JBLのFLIP4とCHARGE3は、発売から時間が経っているので、今ではかなり値段が下がっていてお求めやすくなっているんです。
そんな事を理由に、立て続けに両方買ってしまったのですが、正直どちらも僕が満足できる音質でした。
プロではない僕の耳は、かなり基準が甘いのかも知れません(笑)
あまり値段が高くないBluetoothスピーカー、例えば1万円前後からそれ以外の値段の物でも、音質がかなり良くなっていると思います。
その中で、JBLのBluetoothスピーカーは低音が出て、僕好みでした。
しかし同価格帯に、常に気になる日本のブランド「SONY」がいるじゃないですか。
やっぱり日本人なら、SONY製品が気になってしまいますよね。
この価格帯のSONYのBluetoothスピーカーと言えば、SRS-XB21という機種がかなり評価が高かったのを知っています。
最近の雑誌を見ても、SRS-XB21を1番におすすめしている記事もありました。
そんなSRS-XB21の後継機のSRS-XB22も、かなり高品質なハズと期待を込めて買ってみました。
今回は、SONYのSRS-XB22をレビューしたいと思います。
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Contents
SONY SRS-XB22
バッテリー持続時間
出典:ソニー
僕がBluetoothスピーカーに求める機能は、まず1つに、キャンプに持っていけるかどうか、次に音質が良いかどうかです。
キャンプ好きな僕は、キャンプ場で音楽を聴くのが楽しみです。
最近では、スピーカーを使うのを禁止しているキャンプ場が増えているので、あまり活躍する場もないんですが、それでもアウトドアで使えるBluetoothスピーカーが欲しくなってしまいます。
キャンプやアウトドアで使う為には、まずはバッテリーの持ちが良くないと困りますよね。
屋外で、電源を取る場所は限られているので、できればバッテリー容量が大きく、使用できる時間も長いに越した事ありません。
SRS-XB22は、最長で12時間再生出来るバッテリーを搭載しています。
最長で12時間と言っても、「STANDERD」モードでの使用に限られています。
SRS-XB22で使えるモードは、基本的な「STANDERD」モード、重低音が楽しめる「EXTRA BASS」モード、音が広がりライブ会場のように聞こえる「ライブサウンド」モードの3つです。
力強い低音を重視したSRS-XB22では、STANDERDモードを選択して使う事は、僕としては稀だと思います。
基本的には、その他のモードを使う事になると思います。
そうなると、多分「EXTRA BASS」モードを普段使う事になりそうです。
その「EXTRA BASS」モード(音量vol.25)では、約10時間と少し時間が短くなってしまいます。
とは言え、それでもなかなかの時間使えますよね。
流石にAnkerのSoundCore2のように24時間使えるというワケにはいきませんが、1泊のキャンプなら十分使えると思います。
もし、途中でバッテリーが切れそうになってしまったら、モバイルバッテリーに接続して使う事もできます。
これなら、どこにでも持ち出せそうですよね。
防水機能
出典:ソニー
プールサイドや海水浴に行って、このSRS-XB22を使う予定はありませんが、防水機能は重要視したいと思います。
キャンプでは、比較的涼しい場所に行く事が多いのですが、急な天候の変化が起こりやすいんです。
天気予報では、曇りマークでも何故か自分がいる場所だけ雨が降ったりします。
特に良く行く富士山の麓辺りでは、雨雲がなかなか通り過ぎなかったりします。
そんな時、少しでも雨に濡れてしまって故障の心配をするよりも、防水機能があるからと安心していた方が、天気が悪いキャンプでも楽しく過ごせると思います。
SRS-XB22は、IP67に対応しています。
防水でIPX7相当、防塵でIP6X相当に対応しているんです。
これは実質的に、最高水準に近い防水防塵機能です。
これなら、雨に濡れても心配ないし、お風呂やプールでも使えるので、どこにでも持ち歩きたくなっちゃいますよね。
音質
出典:ソニー
SONYのSRS-XB22は、φ約42mm口径のフルレンジスピーカーユニットを2基搭載する事によって、高い音圧と力強い低音を両立する事ができています。
音の厚みや深みなど、聞こえてくるサウンドから得られる情報が多いので、高音質である事は間違いなさそうです。
前機種のXB-21も同じサイズのスピーカーユニットでしたが、そもそも前機種でもかなりの評判だった上に、同価格帯でみたら文句なしの性能だと思います。
さらに、SRS-XB22はSONYの技術によってより高音質なサウンドを楽しめるようになっています。
DSEE
出典:ソニー
その技術の1つ「DSEE」は、圧縮された音源でも原音に近い広がりのある音で再生する事が出来るんです。
圧縮された音源は、高音域が失われがちになってしまいます。
それをSRS-XB22側でアップスケーリングして、より自然な音で聴く事ができるんです。
S-Master
出典:ソニー
高音質デジタルアンプの「S-Master」という技術は、音のひずみを抑制してくれるんです。
音声信号をデジタル処理し、どのボリュームでも高音質でクリアなサウンドを再現しています。
ClearAudio+
さらに「ClearAudio+」で、ソニーならではの音を手軽に楽しめるようになっています。
高い臨場感や迫力のある低音、そしてクリアなサウンドをなどを組み合わせて、手軽にソニーのおすすめの音を楽しめるようになっています。
SONY SRS-XB22をレビュー
外観
外箱は、スピーカー自体に関係ないのですが、ついつい気にしてしまいます。
カッコいい外箱やオシャレな物は、なぜか捨てる事が出来ないんです(笑)
日本ブランドで期待したSONYのSRS-XB22の外箱は、期待以上でもなく期待以下でもなく普通な感じでした。
決してガッカリした訳ではありませんが、最近買っていたJBLのスピーカーの方がちょっとカッコ良かったりするので残念です。
SRS-XB22の付属品は、本体とUSBケーブル、説明書と保証書、サポート登録の案内の紙が入っていました。
最近よくある中華ブランドのように、日本語で困るという事がないので、そこが良いですよね。
SRS-XB22は、円柱形をしています。
フルレンジスピーカーユニットが正面を向いていて、その部分のグリルを正面を向いています。
このグリル部分の開口立は、前機種のXB21よりも約12%広くなっているようです。
重低音を出すパッシブラジエーターは、前面と背面側とで2つ配置されています。
その為、背面側も音が出るようになっています。
そしてその横にはフタがあり、中にはAUDIOボタンや充電用のマイクロUSB端子などがあります。
横から見ると、何やら3等分されたようなデザインになっています。
このデザインが特徴的で、好き嫌いが別れるような気がします。
上から見ると、SONYのロゴと操作ボタン見えます。
操作ボタンは、電源ボタンと音量ボタン、再生通話ボタン、LIVEボタンがあります。
逆さまにして底側を見ると、大きなSONYのロゴがあります。
そして脚が4つ付いています。
SRS-XB22は、円柱形をしているので、脚がないと転がってしまいます。
たった5mm程度の長さの脚ですが、これがある為安定します。
とはいえ、傾斜を約10°付けると転がってしまいます。
キャンプやアウトドアで使う場合は、なるべく水平な場所に置きたいと思います。
本体の素材は、ラバーやシリコンのような感じです。
少し柔らかくスベスベした感触がして、質感の良さを感じます。
正面のグリル部分は、ファブリック素材になっています。
撥水処理がされているようですが、あくまで撥水なので、水が染み込む事もあります。
濡れた場合は、上手に手入れしないと、後々困る事になりそうな気がします。
使い始め
早速使い始めようと思って、説明書に目を通すと、「はじめに充電する」と書かれていました。
電源を入れたら、多少バッテリーはありそうでしたが、ここは説明書に従って充電する事にします。
充電には、付属のマイクロUSBケーブルを使用します。
本体の背面のフタを開けて、マイクロUSBケーブルを接続します。
反対側は、USB端子になっています。
パソコンのUSB端子に繋ぐか、USB ACアダプターを別途用意してコンセントに繋ぎます。
ここで注意する事があり、市販のUSB ACアダプターを用意する際、出力電流が1.5Aか500mAが供給可能な物や推奨の物なら、充電時間が約4時間で充電できるようです。
iPhoneに付属のアダプターだと10時間以上かかってしまう事もあるようです。
充電時間に差がありますが、推奨のアダプターがない場合なら、夜のうちに充電しておくのが良さそうですよね。
iPhoneと接続
まずはSRS-XB22の電源ボタンを押します。
初回起動時には、ペアリングモードになっているようで、特に何もしなくても接続する端末側に機種名が出るはずです。
iPhoneの場合は、設定のBluetooth画面の1番下に「SRS-XB22」と出ています。
それをタップすれば、接続が完了します。
この後、他の端末に接続したい場合は、本体の電源ボタンを音声ガイダンスがあるまで押し続けることにより、ペアリングモードになります。
この時、ランプが速く点滅しているはずです。
後は端末側で設定すれば、接続は完了します。
もし、NFC(FeliCa)対応の端末なら、本体の上部の「N」にタッチすれば接続できちゃうみたいです。
対応端末なら、凄く簡単ですよね。
アプリ
SONYのSRS-XB22は、専用アプリをインストールする事でより細かな設定などができるようになります。
例えば、イコライザーで好みの音に調整したり、イルミネーションを変更したり、本体を叩く事で音がなるPartyBoosterの設定などができます。
専用アプリが無くても使う事はできますが、あればより深くXB22を使いこなせるので、僕的にはダウンロードする事をおすすめします。
ダウンロードは、Google PlayやApp Storeからになります。
QRコードは・・・見当たらないので、「Sony Music Center」と入力して検索して下さい。
iPhoneをお使いなら、Bluetooth接続が完了したら、アプリがダウンロードされていないと注意が出るかも知れません。
アプリのダウンロードが完了したら、使用許諾契約書の確認画面になります。
ここはそのまま、「上記の内容を確認し、同意します」にチェックをして次に進みます。
その後のプライバシポリシーも「同意してはじめる」で良いと思います。
同意する事で、使用データなどがソニーご利用できるようですが、開発などの役に立てば幸いだと思います。
それが嫌な方は「同意せずはじめる」も選択できます。
オーディオ機器の追加が完了したら、設定などを変えることができるようになります。
このアプリからSpotifyを開いたりもできます。
サウンドモードの変更や、好みの音にイコライザーで調整する事もここでする事ができます。
イルミネーションやイコライザーは、専用アプリでしか設定できません。
サウンドモードは、本体のボタンを押しても切り替える事はできます。
「LIVE SOUND」モードと「EXTRA BASS」モードは、LIVEボタンを押せば切り替わりますが、「スタンダード」モードへは、再生ボタンと音量のーボタンを5秒長押しとちょっと手間がかかります。
アプリがあれば簡単に切り替えることが出来るので、好みのモードが定まる前はここから切り替えた方が良さそうです。
ちなみに本体のランプは、「スタンダード」モードで電源ランプが緑色、「EXTRA BASS」モードで白色、「LIVE SOUND」モードで電源ランプとLIVEランプが白色に点灯します。
それぞれのモードの違いは、「スタンダード」モードは省電力モードで少し迫力に欠ける感じです。
「EXTRA BASS」モードでは、迫力のある重低音が楽しめます。
「LIVE SOUND」モードは、音の広がりを感じる臨場感を味わえます。
音質・モードの違い
出典:ソニー ※LIVE SOUNDモードの説明
初めてのSONY のワイヤレススピーカーを購入したのですが、やはり流石と思わせてくれる物でした。
値段的には、高い部類には入らないのかも知れませんが、僕のような素人には十分満足のいくものでした。
しかしSRS-XB22は、3つのモードがあります。
そのモードのどれも良いのかと聞かれたら・・・どれも良いんです。
でも、3つのモードを聴き比べて行くうちに、好みの音が聞こえるモードが出てくるハズです。
そうなると、1番好みではないモードが、他より劣って聴こえてきちゃうんです。
モード単体では、そこまで気にならないサウンドでも、比較することによって甲乙がつきはじめるんです。
僕で言えば、やはり「EXTRA BASS」モードが1番好みでした。
「LIVE SOUND」モードは、音の広がりがあり、臨場感を感じますが、少し軽くなるような気がします。
「スタンダード」モードでは、重低音が控えめになり、全体的な迫力が減ってしまうように聞こえました。
「EXTRA BASS」モードと比較すると、「スタンダード」モードは物足りなくなってしまうんです。
EXTRA BASSモードを聴いて
出典:ソニー
重低音が響く「EXTRA BASS」モードが、僕は1番好きでした。
しかし、このモードの魅力は、低音が出る曲を聴いた時だと思うんです。
例えば高めの音が多いピアノ曲を聴いたら、せっかくの「EXTRA BASS」の魅力が伝わってきません。
ですが、元々中高音域に厚みを持たせていて、凄く聴きやすくなっている音質なので、豊かな音の広がりは感じることはできます。
「LIVE SOUND」モードでも、ホールにいるような臨場感を味わえると思います。
男性ボーカルの曲を「EXTRA BASS」モードで聴いてみると、中高音域の音色の豊かさと迫力のある重低音が全体的に深みを増してくれていると思いました。
女性ボーカルでも同様に、中高音域が凄く聴きやすく感じます。
低音が強いと、ボーカルの声が曇ってしまったりする事がありますが、SRS-XB22では重低音もボーカルの声もクリアに聞こえました。
最近買ったスピーカーの中では、SRS-XB22の「EXTRA BASS」モードで聴くサウンドは、JBLのFLIP4に近い感じがしました。
モード別聴き比べ動画
SRS-XB22の3つのモードを聴き比べできるように、動画を作ってみました。
高い音のピアノ曲、男性ボーカル、女性ボーカルの3曲を、3つのモードで流してみました。
僕のレビューや評価は乗せていません。
1度聴き比べてみて下さい。
FLIP4との比較動画も作っています。
SONY SRS-XB22 スペック
- 寸法:幅 201x高さ 72x奥行 68mm
- 質量:約540g
- スピーカー:直径約42mm(フルレンジ)x2
- エンクロージャー方式:パッシブラジエーター方式
- 実用最大出力:14W(7W+7W)
- 通信方式:Bluetooth標準規格ver.4.2
- 伝送帯域(A2DP):20Hz-20000Hz(44.1kHzサンプリング時)
- 対応プロファイル:A2DP、AVRCP、HFP、HSP
- 対応コーデック:SBC、AAC、LDAC
- 電池持続時間:約12時間(Standardモード)/約10時間(EXTRABASSモード)
後継機のSRS-XB23もレビューしました。
まとめ
SONYのBluetoothスピーカーSRS-XB22をレビューしたのですが、期待通りの高音質で満足しています。
上位機種や同価格帯のスピーカーと、なるべく比較して購入したいと思うのですが、なかなかそうはいきませんよね。
僕も、値段が高いスピーカーは、そうそう買えそうにありません。
しかし、1万円前後からそれ以外のスピーカーでも、十分満足ができる物が多数あります。
このSRS-XB22も、僕の中でその1つに入りました。
プロの方からしたら、全くダメなのかも知れませんが、ほとんどの方はこの値段と高音質にビックリすると思います。
中高音域の音の豊かさとクリア感、しっかりと響く重低音、より臨場感を味わえる「LIVE SOUND」モード、さらに盛り上る為の演出としてのらイルミネーションや本体を叩けちゃう感じなんかも、全部引っくるめて凄く良い感じです。
Bluetoothスピーカーをお探しなら、期待を裏切らないSONYのSRS-XB22がおすすめです。
今なら、これが比較対象になる?後継機種が出るまでは安くなったFLIP4がライバル??
値段が下がっているCHARGE3も、今なら同価格帯でおすすめ。
JBLのFLIP4と比較しました!
JBLの新しいスピーカーFLIP5はライバル?
FLIP5と比較しました。
AnkerのSoundcore2はどうなの?
その他のスピーカーはこちら。
後継機のSRS-XB23もレビューしました。
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