以前このブログでレビューしたTaoTronicsのBluetoothイヤホン「SoundLiberty53」が、僕の中でかなり評価が良いんです。
値段が安いのに、それに似つかわしくない程の重低音。
だいたい、安いイヤホンやヘッドホンって、低音が出ない事に不満を持つ事って多いですよね。
何回も何回も買い換えては、失敗したなと思う事が長年続いていました。
そんなイヤホン探しに終止符を打ったのが、TaoTronicsのSoundLiberty53でした。
僕の好みは、高音がシャカシャカせずに、程よく低音が効くものです。
SoundLiberty53は、見事に僕の理想を叶えてくれました。
とは言え、上を見たらキリがありません。
低価格で購入できるBluetoothイヤホンという枠組みの中で、SoundLiberty53が良かったという事です。
そんなSoundLibertyシリーズに、少し値段が高い完全ワイヤレスイヤホンがあります。
SoundLiberty77という機種で、多分商品名の数字からして、SoundLiberty53の上位機種だと思うんです。
値段の差も2,500円ぐらいあります。
これはもしかして、もっと音質が良いんじゃないかと期待しちゃいますよね。
今回は、TaoTronicsのSoundLiberty77をレビューします。
そして、先日レビューしたSoundElite71やSoundLiberty53などと比較しながらレビューしたいと思います。
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Contents
TaoTronics SoundLiberty77
SoundLiberty77とは
出典:Amazon
SoundLiberty77は、Amazonでの取り扱いが2019年7月28日で、比較的新しい機種です。
SoundLiberty53が2019年4月11日、SoundElite71が2019年7月18日なので、僅差ですが1番新しいと思います。
イヤホンは左右独立している完全ワイヤレスイヤホンです。
出典:Amazon
Airoha社のMCSync技術を採用する事で、左右同時伝送を可能にしています。
そして、音飛びや音切れしにくく、音ズレなども感じ難くなっています。
コーデックはAACに対応しています。
これは、SoundLiberty53と同じです。
SoundElite71では、AACの他aptX、aptX-HDに対応しています。
音楽の元データが高音質なら、SoundElite71の方がそのままの音質で聴けるので良さそうです。
バッテリーは、イヤホン単体で5時間、ケースでの充電を含めて約20時間使う事ができます。
SoundLiberty53のバッテリーは、イヤホン単体で約6時間、ケースを含めて最大40時間となっています。
SoundElite71は、ケースがないのでイヤホン単体になりますが、連続約18時間使う事ができます。
バッテリーだけで考えると、SoundLiberty53が1番長く使えそうです。
しかし、単体で18時間使えるSoundElite71もかなり魅力的ではあります。
出典:Amazon
防水性能はIPX7に対応、30分間1mに水没させても内部に浸水しません。
SoundLiberty53も77もIPX7相当の防水性能を備えています。
SoundElite71だけは、IPX6となっています。
ここまでみて、SoundLiberty77の特徴は、MCSync技術による左右同時伝送だと思います。
他の機種にはない機能ですが、それを実感する事ができれば、少し高めの価格も納得できるのかも知れません。
TaoTronics SoundLiberty77をレビュー
開封
いつも通り、TaoTronicsのイヤホンは、ホワイトとオレンジのツートンカラーの箱に収納されています。
オレンジ色の箱をスライドし開封していくと、中には、イヤホンケース、マイクロUSB充電ケーブル、イヤーピース、取扱説明書、クイックスタートガイドが入っていました。
マイクロUSB充電ケーブル
マイクロUSB充電ケーブルは、長さが約15cmです。
これは、SoundLiberty53もSoundElite71も同じくらいの長さです。
使う人にもよると思いますが、この充電ケーブルは少し短いと思います。
パソコンのUSB端子から充電する時に、接続した本体を置く場所が限定されてしまいます。
せめて1mぐらいの長さがあれば良いなとは思います。
結局僕は、家に転がっていた他のケーブルを使用しています。
取扱説明書
取扱説明書は、日本語の表記したページもあります。
その為、全く分からないと言うことがなく、操作で困る事は少ないと思います。
クイックスタートガイドは、文字での説明はなく、絵で理解するようになります。
理解不能な絵ではないので、パッと見れば分かると思います。
イヤーピース
イヤーピースは、ビニール袋に4つ入っていました。
初めからイヤホンに取り付けられている物と合わせると計6個。
3種類のサイズ違いのイヤーピースが付属しています。
当初イヤホンに取り付けられているイヤーピースは、1番大きいサイズのようです。
作り的には、少し安っぽい感じもしますが仕方ありません。
充電ケース
充電ケースは、SoundLiberty53の物よりも、少し角張っているようなデザインになっています。
正面にLEDインジゲーターのランプが4つあります。
側面や裏側には特に何もなく、背面側に充電用のマイクロUSB端子があります。
ケースのフタと本体には、マグネットが入っているのか、フタを閉じる時にはピタッとくっつきます。
勝手にフタが開いてしまう事がないので、意外に便利に使えます。
ちなみに、フタの上にはTaotronicsのロゴが入っています。
iPhoneとの接続
イヤホンを取り出すと、イヤホン本体の充電端子部分にシールが貼ってありました。
ケースのインジゲーターが光るので、ケースには多少充電されているようですが、イヤホンにはバッテリー残量がありませんでした。
その為、iPhone側の設定を見ていても、SoundLiberty77の名称が出てきませでした。
一旦、イヤホンのシールを剥がし、暫く充電します。
充電は、10分で1時間ほど使えるようになるので、設定を急ぎたい場合は、それほど待たなくても使う事ができるようになります。
ちなみに、1.5〜2時間の充電でケースと合わせて20時間使えるようになります。
急いで使いたい時でも、短時間の充電で済むのが助かりますよね。
充電が終わったら、ケースからイヤホン本体を取り出します。
iPhone側の設定からBluetoothを選ぶと、1番下にSoundLiberty77の名前が表示されていると思います。
その名前をタップするだけで、iPhoneとBluetoothイヤホンの接続は完了です。
設定自体はかなり簡単にできてしまいます。
音質
早速、SoundLiberty77で何曲か聴いてみました。
音質的には、SoundElite71に近い物があります。
まず、期待していた低音はほとんど感じられません。
そして高音が強調される為に、シャカシャカ感が強く感じました。
SoundLiberty53の後継機と期待していましたが、かなり残念な音質だと思います。
低音が好きではない方でも、無駄にシャカシャカするように聴こえるんじゃないかと思います。
そして、MCSync技術に関しては、左右同時伝送と言っても、僕にはその違いが感じる事ができませんでした。
ただ、最近SoundLiberty53は、iPhoneとのBluetooth接続がし難くなったように思えます。
SoundLiberty77はパッと繋がりますが、SoundLiberty53では何回か繰り返さないと繋がらなくなりました。(工場出荷状態に戻す事で解決)
繋がってしまえは問題ありませんが、この問題に2,500円の価格差を見出せるかが微妙です。
対策
SoundLibertyシリーズとして、6,000円以上出したのにこの音質では納得いきません。
そこで付属の安っぽいイヤーピースを、SoundLiberty53の物と交換してみました。
SoundLiberty53では、1番大きなサイズの物を使用しています。
もしかしたら、このイヤーピースが関係しているのかも知れません。
そう思ったのは、SoundLiberty77で音楽を聴いている時に、隣に座っていた奥さんが、電車に乗ってる時に隣でシャカシャカと音漏れしてる人みたいだと指摘してきたからです。
イヤーピースのサイズが合っていない為に、音が漏れているんじゃないかと考えました。
生憎、我が家にはイヤーピースの予備が無い為、TaoTronicsで1番気に入っているSoundLiberty53のイヤーピースと交換する事にしました。
すると・・・全然違います。
低音が凄く出ているじゃ無いですか!
SoundLiberty53に迫るぐらいの低音が聴こえできたんです。
低音が重なる事により音に厚みが出て、軽い音ではなくなりました。
さっきまでシャカシャカしていた音質がイヤーピースを変える事により、全く違って聴こえました。
僕が付けたイヤーピースは、少しキツいかなと思うぐらいピタッと耳に密着します。
その為、音の漏れが減っているんじゃ無いかと思います。
イヤーピースを変える前と後で、イヤホン自体違う物のように感じました。
もし、SoundLiberty77で音質に満足出来ない方は1度イヤーピースを変えてみる事を強くおすすめします。
ちなみに、SoundElite71のイヤーピースも交換したら、低音が増した気がします。
それでもSoundElite71のとSoundLiberty77の音質は近いと思います。
イヤーピースを変えると、SoundLiberty77の方が多少低音が強く感じました。
僕的には、高音のクリアさ低音の強さはSoundLiberty53に軍配が上がると思います。
TaoTronics SoundLiberty77 スペック
- Bluetooth バージョン:Bluetooth 5.0
- Bluetooth プロファイル:A2DP, AVRCP, HFP, HSP
- Bluetooth コーデック:AAC、SBC
- チップ:AB1532
- イヤホン単体再生時間:5時間
- 合計再生時間:20時間
- 充電時間:1.5~2時間
- 通信距離:約10m
- 重量:約44g
- 防水等級:IPX7(イヤホンのみ)
- ライバー:6mm PEEK+PU製ハイブリッドドライバー
まとめ
TaoTronicsのBluetoothイヤホンのSoundLiberty77のレビューでしたが、当初の期待程の音質ではありませんでした。
しかし、イヤーピースを変える事により、グッと音質が上がりました。
Amazonのレビューで低音が全く出ていないと書きれている方は、イヤーピースを変える事により改善出来ると思います。
耳のサイズの違いもあるので一概にそれで解決するとは言いませんが、試してみる価値は大いにあると思います。
ですが、付属のイヤーピースでは作りも機能もチープだと思います。
僕の耳では、別途イヤーピースを購入しなくては、そもそもの音質は良くないという事になります。
イヤーピースを変えれば、SoundLiberty53に迫る音質になると思います。
そうでなければ、シャカシャカとしたチープな音質です。
初めからイヤーピースが合う方なら大丈夫かもしれません。
もし、低音が全く聴こえないと感じる方はイヤーピースが合ってないのかもしれません。
結果、イヤホン単体では音質は微妙、イヤーピースを変える事で、かなり良くなるという、なんとも言えない物になりました。
初めから付属のイヤーピースが、しっかりとした物なら、この不満は無くなると思います。
〜2021.5.4追記〜
SoundLiberty77は現在販売がなくなっていました。
比較したSoundLiberty53とSoundElite71は販売中です。
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