AirPods Pro2が発売になってから、新しい完全ワイヤレスイヤホンが欲しくなってしまいました。
何も考えずにAirPods Pro2に飛びつく所でしたが、いやいや待てよと。
今回のAirPods Pro2は確かに評判が良く、どのYouTuberさんも褒めまくりです。
でも本当に信用して良いのか、本当に音質は良くなっているのかと疑問に思ってしまいました。
そこから僕の新たなるイヤホン探しの旅が始まったんです。
そこで、比較対象になるのがAirPods Pro2の発売後に登場したBOSEのQuietComfort Earbuds IIです。
僕ら世代にはBOSEというブランドは、高嶺の花のイメージ。
そのBOSEの完全ワイヤレスイヤホンが同価格帯にあり、約3000円も安く買えるとなると気にならない訳がありません。
今回は、色々と時間をかけて悩んだ結果、BOSEのQuietComfort Earbuds IIを購入したので、今持っているJabra ELITE 85tとの比較も交えてレビューしたいと思います。
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Contents
BOSE QuietComfort Earbuds IIをレビュー!
ライバル機
出典:Amazon
今現在、YouTubeで比較対象になっているのがAppleの AirPods Pro2とSONYのWF-1000XM4の2機種。
SONYのWF-1000XM4は販売後1年経っていて、値段もこなれてきて2万円台。
ノイズキャンセリング性能は凄い事はないのですが、音質に定評があるんです。
もちろんコスパに優れているし、次期モデルまでまだ1年ぐらいあるので、買って損はしないはず。
しかしここに来て、片側のバッテリーが使いはじめから20分で無くなってしまうという現象が騒がれ始めたんです。
初期ロットを購入した人は、保証期間の1年を過ぎているので、有償でバッテリー交換になった人もいるようです。
これがSONYは現段階では不具合とは認めていないのですが、検証という形で無料で新しいものと交換しているという話が出回っているところ。
初期ロットの不具合なら、今新しくWF-1000XM4を購入しても良いのですが、使用されている中国メーカーのバッテリーの問題だったら、1年後に同様の現象が起こるかもしれません。
という事で、音質と値段が魅力的でしたが、今回の候補からは外す事にしました。
出典:Amazon
AirPods Pro2は、もちろん値段が高いのがネック。
いくらApple製品と親和性が良いからと言っても、やっぱり音質が微妙だと満足できないような気がします。
僕はiMacやMacBook Air、iPad、iPhoneと Apple製品だらけなので、切り替えがスムーズなAirPods Pro2がベストな選択なはず。
しかし口コミを見ると、思った通りに切り替えが出来なかったりする事もあるようだし、そもそも他の機種でも1手間惜しまなければ、簡単に接続を変える事ができるんです。
iPhoneなら、再生の接続先の変更のショートカットを作っておけば、わざわざ設定から切り替えなくてもワンタップで切り替えができるので、そんなに重要視しなくても良いかなと思っています。
他のメリットは、ケースのある場所を教えてくれるAirTagの機能。
これは良く失くす人には便利な機能ですが、イヤホンを失くした事がない僕にとっては、あっても無くてもいい機能。
そうなると、やっぱり音質の良し悪しが選択肢の第一条件になってくると思うんです。
BOSE QuietComfort Earbuds IIの妥協点
BASE QuietComfort Earbuds IIにもデメリットはいくつかあります。
1番のデメリットは、ワイヤレス充電に対応しなくなった事。前モデルのQuietComfort Earbudsにはあった機能が、今モデルではなぜか無くなっているんです。
あれば便利なんですが、充電の度にケーブルに接続するという手間は、我慢する必要があります。
また、QuietComfort Earbuds IIのケースは自立する事ができないのも、個人的にはマイナスポイントです。
寝かせた状態で置く必要があるのなら、それこそワイヤレス充電に対応して欲しかったです。
評判が高いAppleの空間オーディオやSONYの360 Reality Audioと言った新しめの技術は、BOSE QuietComfort Earbuds IIにはありません。
立体的に音を聞く事で、映画などは臨場感が増して楽しめるようなんですが、QuietComfort Earbuds IIでは、諦める必要があります。
音質に関しては、YouTuberの方々のレビューから、めちゃくちゃ良くはないようです。
多くの人がSONYのWF-1000MX4の方がいいと言っていると思います。
それは中高音域の明瞭さなどに関係しているようで、BOSEは低音の迫力はありますが、中高音域が少し弱くて日本のボーカル曲に合っていないという意見もありました。
AirPods Pro2の音質が1番良い言っている方もいましたが、多くの方はBOSE QuietComfort Earbuds IIの方が良いと判断されていました。
なので、音質に関してはめちゃくちゃ良くはないけど、BOSEの低音が好きという人には向いているようです。
BOSE QuietComfort Earbuds IIを使ってみた音質のレビュー
出典:楽天
実際に僕が使ってみると、確かに中高音域に感動するような明瞭さは感じなかったです。
低音はキレが良くドッ!ドッ!と小気味よくなるんですが、中音域は低音域が強いせいか、少し霞んで聴こえます。
アプリのイコライザーで調節する事で、中音域はかなり良くなり、ボーカルの呼吸の音にが鮮明に聴こえるようになります。
また声に艶が増して、エロさがでてきます。
高音域は僅かにシャリシャリ感もありますが、ほとんど気にならない程度です。
全体的に低音の迫力あるんですが、音場は広いとは感じません。
一定の空間の中で音を響かせているような感じ、例えるのなら、音の広がりが余りないのでライブハウスの中で聴いている感じです。
Jabra ELITE85tと音質を比較する
今僕が持っているJabra ELITE 85tと比べると、音質的には大きな差は感じられなかったです。
僅かにBOSE QuietComfort Earbuds IIの方が良いかなと言った感じ。
Jabra ELITE 85tも息継ぎの音は聞こえるのですが、少し平面的で艶がなく、女性の息継ぎの音がちょっと低くく聴こえてエロさは感じなかったです。
とは言っても、正直、BOSE QuietComfort Earbuds IIの音質に関しては感動はありませんでした。
もちろんオープンイヤーのJabra ELITE85tのノイズキャンセリング性能は低く、この点に関してはBOSE QuietComfort Earbuds IIの圧勝です。
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセリングを他の機種と比較する事はできませんが、前評判ではかなり良いようです。
少し前では、AirPods Pro2が最強なんて言われていましたが、BOSEのQuietComfort Earbuds IIはそれを超えるようです。
僕がBOSE BOSE QuietComfort Earbuds IIが届いた日が雨だったので、その時使用した感想を書きたいと思います。
雨はめちゃくちゃ強くもなく、また弱くもなく、普通に降っていました。その時、雨が傘に跳ね返る音少し聞こえました。
道路に降り注いでいる雨の音は全く聞こえなかったです。
その事から、よく言われる全くの静寂とは言えず、音を消すと言うよりは、音を大きく抑えるという言い方が正しいはずです。
駅のホームに着くと、天井から滴り落ちる雨の音はもちろん聞こえます。
なので、小雨程度だったら大分抑えられるのではないかと思います。
雨が止んで夜に線路沿いを歩いていると、10m近くまで電車がきた事に気がつきませんでした。
この時には、音楽を聴いていた事も大きな要因ではあると思いますが、突然聞こえた電車の走行音に驚きました。
そのまま、横を通り過ぎる電車の音はかなり抑えられていていました。
また、歩いている横を普通の車が通り過ぎたのですが、その音はプリウス並みの音小さな音。エンジン音はほとんど聞こえません。
同じく通り過ぎるバイクは、スーと電動バイクのようでした。
電車内のアナウンスは、音楽を鳴らしていると全く聞こえないのですが、音楽の合間の無音時に遠くで聞こえてる感じ。
同じく電車内では、乗客の会話の声は聞こえません。
よく言われているホワイトノイズは、僕はほとんど感じないし、気にもなりません。
これは個体差なのか、または年齢的なものなのか分かりませんが、言われる程の物ではないと思いました。
かなりのノイズキャンセリングを体感できるので、それだけでもBOSE QuietComfort Earbuds IIを使っても良いと思いますが、過度の期待は禁物です。
歩いている時には、身体を伝ってくる足音は感じるし、どうしても消えない音は幾つもあります。
外音取り込みは、YouTubeで言われているほど悪くないように思えました。
ノイズキャンセリングは過去一だけど、全くの静寂ではありませんでした。
装着感
出典:楽天
装着感をJabra ELITE 85tと比べてみます。
装着感は、BOSEの方が浅いので、長く付けていられます。個人的には長時間付けていても、そんなに痛みは感じません。痒くはなりますが、これは他の機種でも同じです。
Jabra ELITE 85tは、大きく外側に出っぱっているので、寝ながら横向きになれないのがデメリットです。
しかしBOSEのQuietComfort Earbuds IIでは、外側にそんなに大きく出っぱっていないので、柔らかい枕なら横向きに寝てもそんなに痛みはありません。
気にはなりますが、寝落ちもしてしまうんじゃないかという感じ。
Bluetoothの接続
電車内や道路での歩行時には、Bluetoothの接続が切れる事はありませんでしたが、立川駅の改札手前で1回瞬断、改札出たところで1回瞬断しました。
瞬断なので1秒程度だったと思います。
地下には行ってないので分かりません、接続が切れる事もあるようです。
操作感
BOSE QuietComfort Earbuds IIを使う前までは、Jabra ELITE 85tの物理的な操作性が気にいっていて、タッチ操作には少し疑念もありました。
しかしタッチ操作は感度は良く、凄くやりやすかったです。
タップで再生停止、曲送り、電話の応答、音量のスワイプも感度良好で失敗した事はありません。
ただ連続して操作してしまうと、こちらの意図していなかった事になってしまいます。
曲送りをしたつもりなのに停止になっていたり、する事もあるので、分かりやすく次の操作まで1拍おいて操作する事を心がけたいと思いました。
BOSE QuietComfort Earbuds II スペック
- サイズ:17(W) x 30(H) x 22(D)mm
- 質量 : 6g(片耳)
- 付属品 :イヤーチップ、スタビリティバンド、充電ケース、充電用USBケーブル、クイックスタートガイド、セーフティシート
まとめ
BOSE QuietComfort Earbuds IIを悩んだ末に購入したのですが、ほぼ満足かなと思います。
点数を付けるとしたら、10点満点中8点ぐらい。
マイナスポイントは、ワイヤレス充電に対応していない事。音質がもう少し良くあって欲しかったという2点です。
マルチポイントに対応していない事はそんなにデメリットには感じなかったし、ホワイトノイズも気になりませんでした。
ケースの形状も我慢しようと思えば我慢できる。
なので、本当に音質だけ、もう少し頑張って欲しかったと思います。
もちろん低音はいい感じなんです。もう少し音場が広く伸びやかなサウンドだったら最高だったのに・・・と、愚痴ってしまいますが、それでもほぼ満足しています。
何しろ誰もが言っている通り、ノイズキャンセリング性能はピカイチ。
これを体験するだけでも、充分価値はある・・・かなと思います。
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