やっぱりテレビには、サウンドバーが必要ですよね。
なんて知ったかぶりをしていますが、僕が初めてサウンドバーを買ったのは約1年半前。
当時、テレビの音に不満があった僕は、スピーカーを買うことにしました。
本当は、昔からの夢であるホームシアターにしたかったのですが、予算の問題や低音の響きなどの問題から、購入を諦めました。
そしてホームシアターの代わりに選んだのがサウンドバーです。
サウンドバーは、テレビの前に置いたり壁に掛けたりするスピーカーなのですが、それがあるだけでちょっとカッコよく見えませんか?
見た目だけで選んだ訳ではありませんが、低予算でテレビの音をグレードアップする為にサウンドバーを買うことにしました。
そして、仕事帰りにビックカメラに通い、色々な機種を何度も視聴してきました。
最終的に選んだのは、ヤマハのサウンドバーYAS-107でした。
これが音に素人な僕にも、すごく良いなと分かるものだったんです。
このスピーカーをテレビに繋いでから、テレビから聞こえる人の声、臨場感あるダイナミックなサウンド、心地よく響く低音、カタログに記載されているような言葉を並べたくなっちゃう程良かったんです。
そんなヤマハのサウンドバーに新しいモデルYAS-108が、少し前から販売されています。
今回は、YAS-108の機能や使い心地をレビューします。
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Contents
ヤマハ サウンドバー YAS-108
DTX Virtual:X
出典:楽天
ヤマハのYAS-108には「DTX Virtual:X」というバーチャルアサラウンド技術が搭載されています。
これって、音に包まれるように前方・左右・後方・高さ方向からの音場をバーチャルで再現する技術なんです。
本当なら、いくつかのスピーカーを設置して、前や後ろから音を再現しますよね。
でも、ヤマハの「DTX Virtual:X」という技術なら、サウンドバー1つあれば、まるでその場にいるような音を再現することができちゃうんです。
この「DTX Virtual:X」の凄いところは、高さ方向からの音が聞こえてくるという事です。
音が降り注ぐような感覚と言えば言い過ぎかもしれませんが、本当に包み込まれる感覚になるんです。
僕は前モデルのYAS-107を購入する時はビックカメラに通い、他のスピーカーと何度も聞き比べてきました。
素人感覚ですが、他のサウンドバーは前方から自分に向かって直線的に音が聞こえるんです。
一方、ヤマハの「DTX Virtual:X」技術のバーチャル3Dサラウンドをオンにしたスピーカーでは、前方上の方から音が降ってくるように感じました。(お店なので音量を大きくしました)
更にサブウーファーが付属したYAS-207では、より音の広がりを感じることができたんです。
サブウーファーがあれば、重低音がより強調され、更にダイナミックな臨場感を得ることができるのですが、当時は音の遅延などの問題と家庭の事情などがあり購入を諦めました。
しかし、実際にYAS-107を購入してみるとサブウーファーがなくても十分な臨場感を感じる事ができたんです。
購入当初は、リビングで音量をあまり上げる事ができなく、包み込まれる感覚はすぐには感じる事ができませんでしたが、これも映画を観る時など、奥さんの許可を得てから音量を上げたら、音の立体感を十分感じる事ができました。
その経験から、今回のYAS-108ではビックカメラに行く事なく購入を決めました。
すでに僕の中で、ヤマハのサウンドバーに絶大な信頼を寄せてしまっているんです。
出典:楽天
YAS-108を購入してから気が付いたんですが、専用アプリ「HOME THEATER CONTROLLER」を使えば、3Dサラウンド使用時や5.1chバーチャルサラウンド使用時に、5種類のサラウンドプログラムを選ぶ事ができるんです。
サラウンドプログラムは、映画・テレビ番組・音楽・スポーツ・ゲームの5種類。
観ている番組に合わせて、スマホアプリから、好みの音を視聴する事が出来るんです。
これは、前モデルのYAS-107には無かった機能なので嬉しいですよね。
クリアボイス
出典:楽天
サウンドバーを購入した一番の理由に、テレビのセリフやニュース番組のアナウンサーの声が聞き取り難かったというのがあります。
我が家で使っているテレビは、決して新しい物ではなく、しかもハイスペックモデルのテレビではありません。
パナソニックのTH-42AS600という42インチの液晶テレビです。
このテレビのスピーカーが特別良い物ではないからという理由だけでは無いと思いますが、一般的にテレビから聞こえる音って広がりがなく単調に聞こえませんか?
セリフも効果音もBGMも、薄っぺらに聴こえてくるんです。
その中で、人の声って埋もれてしまって聞き取り難く感じてしまいます。
ヤマハのサウンドバーYAS-108には、クリアボイス機能が付いています。
他のメーカーのサウンドバーにも同様な機能がありますが、前モデルでの経験上ヤマハのクリアボイス機能で満足していました。
だから、YAS-108にクリアボイス機能が付いている事が「当たり前」と言っては語弊がありますが、この機能がスタンダード・・・、いや普段の生活で無くてはならない機能になっているんです。
実際にこの機能をオフにしてテレビを観ると、サラウンドバーを買う以前よりも、人の声が聞き難いと感じてしまうんです。
クリアボイス機能は、BGMや効果音が鳴るドラマやバラエティ番組の中で、人の声だけを自動で判別してボリュームアップしてくれます。
前モデルでも、使用し始めてからすぐに、その効果を感じる事ができました。
レビューを読むと、あまり分からなかったと言うのもあります。
しかし、日常生活で使っているうちに、その効果を知らず知らずのうちに感じていると思います。
素人意見なんですが、僕的にはかなり便利に使えると思います。
スピーカーユニット
出典:楽天
YAS-108のスピーカーユニットは、真円形の5.5cmフルレンジL/Rスピーカー、7.5cmの内蔵サブウファー、2.5cmツイーターを左右に配置してあります。
左右それぞれフルレンジスピーカーと内蔵サブウファー、そしてツイーターの3ユニット構成になっています。
最大出力計120Wのハイパワーアンプを内蔵しているので、パワフルで迫力のあるサラウンドを楽しむ事ができます。
Bluetooth
出典:楽天
YAS-108は、Bluetoothに対応しているので、スマートフォンやタブレットに保存されている音楽を聴くことができます。
iPhoneにある音楽など、スピーカーを通して聴くことができるので、僕的にはそれもとても嬉しいです。
普段は小さいBluetoothスピーカーを使って音楽を聴いていますが、迫力が全く違ってくると思うんです。
Fire Stick TVもBluetoothで接続する事ができるので、プロジェクターで映画を観る際も大迫力のサラウンドで楽しむことができちゃうんです。
ヤマハ サウンドバー YAS-108をレビュー
届いたヤマハのサウンドバー YAS-108を早速開封してみました。
付属品は、YAS-108本体とリモコン、電源コードと光デジタルケーブル、取扱説明書と保証書。
あとは、壁に掛けて設置する際に使用する、取り付け用のテンプレートとスペーサーです。
リモコンには電池がセットされているので、絶縁シートを引き抜けばすぐに使用する事ができます。
YAS-108 本体
出典:楽天
本体は、両サイドが半円形になっているデザインをしています。
前モデルでは、角ばったデザインをしていましが、YAS-108では見た目の雰囲気が少し違います。
表面は前モデルと同じメッシュ素材になっています。
これが、長く使っていると少々厄介で、ホコリが溜まってきてしまいます。
ホコリが溜まると、真っ黒だった本体が白っぽくなってしまうので、粘着シートをコロコロするカーペットクリーナーや掃除機でマメに掃除した方が良いと思います。
前モデルでもレビューに書かれていましたが、YAS-108でも特に対策されている様子はなく、同じメッシュ素材になっています。
ここのところがちょっと不満が残ります。
中央部分
中央部分のタッチパネル(正式名称不明)は、約25.5cmの長さになっています。
入力切替や消音、音量の調節、電源は、タッチセンサーになっているので、指先で触れれば操作できるようになっています。
その他、選択中のソース(HDMIやTVなど)を、ランプの点灯で表示する機能も、同じ場所にあります。
ちなみにYAS-108では、このタッチパネルを無効にする事ができます。
無効にしておけば、子供が勝手に触って切り替わってしまうという事も防ぐ事ができます。(チャイルドロック機能)
背面
本体背面側には、電源の端子や、HDMIのIN端子、HDMI OUT(ARC)端子などがあります。
ARC対応のテレビと接続する場合は、HDMI OUT(ARC)にHDMIケーブルを接続するだけで大丈夫です。
ARCに非対応のテレビなら、付属の光ケーブルを接続します。
それ以外に、背面中央部にはファームウェアの、アップデート時に使用するUSB端子が付いてるいます。
端子付近にも書かれていますが、アップデート専用なので、普段はカバーをして塞ぐようになっています。
裏側
本体裏側には、ゴム製の滑り止めが左右それぞれ2ヶ所、計4ヶ所に付いています。
左右の幅は約70cmになっています。
サウンドバー購入時に、設置する場所を考えると思いますが、このゴム製の滑り止めよりも狭いテレビボードや、片側がはみ出ちゃうなんて場合は少し考えた方がいいかも知れません。
テレビの電源を入れてみる
ヤマハのサウンドバーYAS-108を設置し終わったら、テレビの電源を入れてみます。
HDMIケーブルで接続しHDMIコントロールを有効にすれば、テレビの電源を入れるとサウンドバーの電源も自然にオンになります。(初期設定は有効)
しかし、テレビの電源が入ってかYAS-108から音が聞こえるまで、タイムラグが少しあります。
YAS-108本体の電源はほぼ同時に入るのですが、音が聞こえるようになるまで約19秒かかりました。
これはちょっと時間がかかり過ぎですよね。
そう思い調べてみたら、2018年11月27日に最新のファームウェアが公開されていました。
このアップデートは、動作安定性向上との事ですが、もしかしたらファームウェアのアップデートをすれば音が出るまでの時間が短縮されるのでないかと思い、早速更新してみました。
ファームウエアのファイルは、空のUSBメモリーを使用して行います。
パソコンでファイルをダウンロードし、空のUSBメモリーにコピーしたら、サイト上で公開されている通りに進め、ファームウェアのアップデートを行いました。
これで音が出るまで時間が早くなったハズです。
テレビの電源を入れて、ストップウォッチで測ってみると・・・19.58秒・・・全く変化はありませんでした。
ん〜これは何か他に設定があるのか今の所分かりませんが、不満点の1つです。
対応策がなければ、改善を望みたいところです。
~追記~
テレビの電源を入れた後、スピーカー側も自動で電源が入るので、その後にYAS-108のリモコンで「TV」を押してあげると4~5秒で音声が出ることを確認しました。
リモコン側で入力元の指定をしてあげないと、スピーカーで自動認識するのに時間がかかっているようです。
視聴する機器
テレビを観るときは、リモコンのTVボタンを押します。
その時、スピーカー側はTVのランプが白色に点灯します。
他の機器を選択すれば、それに対応したランプが点灯します。
これは音が出ているかどうかで判断できますが、スピーカー側を見ることにより目視で確認する事も出来ます。
しかし、TVの前に平置きしてあると、ランプは上向きになっているので、ソファーに座ったままでは確認する事が出来ません。
それは、3Dサラウンドを選択したり、サラウンドボタンを押した時も同じです。
リモコンの3Dサラウンドボタンを押すと、本体側はSURROUNDが青色のランプが点灯します。
サラウンドにすれば、SURROUNDが白色に点灯します。
これも同じく、上向きになっているので、覗き込まないと確認する事が出来ません。
でも、これらのランプはいつでも覗き込めば確認する事ができるのですが、クリアボイス機能や低音を楽しむバスエクステンションを選択した時は違います。
リモコンで、クリアボイスやバスエクステンションのボタンを押すと、本体側は「TV」「ANALOG」「BLUETOOTH」が点滅します。
有効になれば3回、無効にすれば1回点滅するので、本体側を見ていないと設定がどっちになっているか確認できません。
クリアボイスとバスエクステンションに対応するランプが本体側にないので、目視で確認するには点滅回数を確認する必要が出ちゃうんです。
慣れてくれば、音の違いで分かるかも知れませんが、始めのうちは少し難しいかも知れません。
(本体のランプを確認する以外は、スマホアプリでオンオフの設定・確認することが出来ます)
クリアボイスを使用した感じは、僕的には良い感じでセリフをハッキリと聞き取る事ができるようになります。
素人なので、これについて主観になってしまうと思います。
現に、レビューではあまり効果がないと言っている方もいるので。
ただ、何も接続しないテレビよりは格段に良くなっていると思います。
バスエクステンションも同様です。
僕的には、何も接続してないテレビよりは格段に低音の響きを感じる事ができます。
サウンドバーを通して聞こえる音も、バスエクステンションのオン/オフで大分変わってきます。
でも所詮、本体に埋め込まれたウーファーの音なので過度の期待は禁物です。
我が家では、重低音をガンガン効かせるのはあまりする事ができません。
そんな家庭事情がある方は、これでも十分な低音を楽しむ事ができると思います。
これらの事を聞き分け出来るようになれば、本体やアプリを確認せずとも有効になっているのか無効になっているのか判断することが出来ると思いますが・・・。
ちょっと難しいかもしれませんね。
クリアボイスやバスエクステンションの有効・無効のランプも本体に欲しいと思いました。
ここのところも、ちょっと不満が残ります。
サラウンド・3Dサラウンド
サラウンドやDTX Virtual:Xを使用した3Dサラウンドは、それぞれモードを選択する事ができます。
シーンに合わせて、TV番組・映画・音楽・スポーツ・ゲームを選択できます。
しかしこれらを切り替えるためには、スマホのアプリをダウンロードする必要があります。
僕は、前モデルの時からのアプリがインストールされていたので、それを開いてみたらYAS-108に自動に変更されました。
アプリではスマホから、クリアボイスやバスエクステンションのオン/オフ、別売りのサブウーファーがあればその音量なども変更する事ができます。
ヤマハ サウンドバー YAS-108 主なスペック
- 外形寸法:890W×53H×131Dmm
- 重量:3.2kg
- 消費電力:27W
- 実用最大出力・サウンドバー:30W×2
- 実用最大出力・サブウーファー:60W
- 入力端子 HDMI1(4K、HDCP2.2対応)、光デジタル1、3.5mmステレオミニ1、USBポート1(アップデート専用、USB)
- 出力端子 HDMI1(HDCP2.2、ARC対応)、サブウーファー出力1
- Bluetooth(受信のみ) ○Ver 5.0、対応プロファイルA2DP
- スピーカーユニット・フロントL/R:5.5cmコーン型×2、ツイーター:2.5cmドーム型×2
- 再生周波数帯域・フロントL/R:160Hz~20kHz、ツイーター:4kHz~23kHz
まとめ
ヤマハのサウンドバーは、前モデルを所有していたので、今回は安心して購入する事が出来ました。
音に素人な僕でも、高音の伸びが良くクリアに聞こえるなんてセリフを言ってしまうほど、テレビのスピーカーとの差はあります。
低音は、ガンガン・ズンズン効かせたいという人でなければ、十分満足できるサウンドバーです。
特に映画を観たときには、臨場感が全く違います。
多少音を大きめに設定できる方は、よりダイナミックな響きを感じられるハズです。
テレビやAmazonプライムビデオで観る映画でも、今まで以上に楽しめると思います。
多少の不満点はありますが、この値段のサウンドバーとしては、機能や音は十分満足できる物だと感じました。
上をみたらキリがありませんが、今までサウンドバーやスピーカーを使ってなかった方には、ヤマハのサウンドバーYAS-108がおすすめです。
前モデルのレビューもしているので、チェックしてみてください。
前モデルYAS107のレビューを知りたい方は、こちらの記事で書いています。
前モデルと新モデルYAS-108を比較した記事も書いています。
後継機のYAS-109もチェックしよう。
その他にはこんな記事も書いています。
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