秋から冬にかけて、足元が冷えてきます。
休みの日やキャンプなどのアウトドアに出かけた日には、暖かいウィンターブーツを履きたいですよね。
ウィンターブーツと一言で言っても、この時期たくさんの種類が出てきます。
防水加工されたも物、中綿が入った物、ソールに滑り止め加工がされた物など、ブランドや商品によって特徴は様々。
その中で今回紹介したいのが、スピングルムーブのウィンターブーツです。
スピングルムーブと言えば、ストリートシーンで人気の高いブランドの1つですよね。
日本発のブランドという事で、日本人の足に合わせて作られているので、デザインと共に履きやすいというのも人気の要因になっています。
今回はそのスピングルムーブの特徴や魅力を紹介しつつウィンターブーツSPM-464のレビューをしたいと思います。
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Contents
スピングルムーブのウィンターブーツSPM-464をレビュー!
スピングルムーブとは?
出典:スピングルムーブ
僕がスピングルムーブを知ったのは、もう十数年以上前になると思います。
確か雑誌に掲載されていたと思いますが、スピングルムーブのスニーカーを見た時に、心奪われたのを覚えています。
その時は、スピングルムーブのローカットのスニーカーでしたが、その独特な見た目とガンガルレザーを使用しているのも珍しさ、また日本発のブランドである事が魅力でした。
スピングルムーブは、2002年に広島県府中市で誕生したスニーカーブランドです。
元々ゴムメーカーとして創業した工場には80年以上の歴史があり、技術のある職人が1つ1つ手がけているんです。
その為、こだわりが凄い。
一目見てスピングルムーブと分かるデザイン、また履き心地を重視した設計など、技術がある職人だからこそ実現する事ができているようです。
その結果、パリコレやミラノコレクションにも使用され、海外でも注目を浴びるブランドに成長しています。
スピングルムーブの特徴と魅力
出典:スピングルムーブ
スピングルムーブの特徴の1つに、ソールが巻き上がっている『巻き上げソール』があります。
天然ゴム素材に調合した物をバルカナイズ製法により作られています。
アウトドアソールが反り上がり、そしてアッパー部分を巻き込むようになっているデザインは、遠目から見ても一目でスピングルムーブと分かるようなデザインになっています。
またデザインだけではなく機能性もよく、バルカナイズ製法ではアウトソールとアッパーがしっかりと結合して剥がれにくく、さらに型崩れしにくいという特徴も持ち合わせています。
バルカナイズ製法がスピングルムーブの特徴であり魅力の1つとなっているんです。
珍しいレザー
出典:スピングルムーブ
スピングルムーブのスニーカーを初めて見た時、使用されている素材がカンガルーレザーでした。
普段目にするような革ではないので、とても驚いた事を覚えています。
スピングルムーブでは、カンガルーレザーの他にも、牛、豚、馬、ラクダ、ゴード(山羊)、シープ(羊)、クロコダイル、パイソン(ヘビ)、リザード(トカゲ)、イール(ウナギ)、シャーク(鮫)などの天然レザーを使用しています。
またレザー以外にもキャンパス生地なども使用していますが、この物珍しさが魅力の1つかも知れません。
ただ珍しいだけではなく、素材の質感や加工など、デザイン的にも特有の物があります。
天然レザーの見た目や素材感も魅力的ですよね。
SPM-464
スピングルムーブのSPM-464は、ウィンターブーツです。
その為、スピングルムーブでイメージするローカットのレザー素材のスニーカーとは雰囲気が違うと思います。
さらに使用されているのは、ベロアレザー。
表面が起毛しているので温かみが感じられ、ツルツルの表面の他のレザーとは、ちょっと見た目も違う印象があります。
SPM-464では、ベージュ、グレイ、ブラックの3つのカラーが展開されていますが、今回レビューするのはベージュ。
オーソドックスな重厚なブーツっぽさもありつつ、どこかカジュアルな軽い雰囲気も合わせ持っているように感じました。
巻き上げソール
ブーツでありながら、スピングルムーブの特徴でもある『巻き上げソール』はちゃんとあります。
つま先部分もサイドも、そして踵部分も巻き上げるようにアウトソールが見えるデザインです。
巻き上げソールと共に、ソールが反り上がっているのもスピングルムーブの特徴の1つで、つま先にはしっかりと地面から離れています。
しかし他のスピングルムーブのスニーカーに比べると、その反り上がりが少ないようにも見えました。
スピングルムーブのSPM-141と並べてみると、やはりSPM-464の方が反り返りが少なくなっているようです。
これはブーツっぽいデザインの設計からなのか、または機能性からくるもなのかはわかりません。
ただ僕的には、ウィンターブーツである以上、あまり反り返っているとグリップ力が低下してしまうような気もするので、スニーカーより反り返りが少なくて良いと思います。
アッパー
アッパーには牛ベロアレザーが使用されているSPM-464、ベロアという特性上、表面は起毛になっていて少し柔らかい肌触りです。
見た目にも温かみが感じられ、暑い夏に履くよりは、寒い冬によく似合うと思います。
シューレース
シューレースは、蝋引きを施した丸紐で、武骨でワイルドというよりは、可愛らしさだったりオシャレっぽさを前面に出していると感じます。
タウンユースで履くブーツっぽさがあり、本格的なブーツのゴテゴテな雰囲気は感じません。
シューレースからもカジュアルに履ける印象を受けます。
そしてこのシューレース、スピングルムーブの特徴なのか、あまり長くはないように思えました。
一般的なブーツを履くと、1番上のシューホールまで紐を通しても、地面に付いてしまうんじゃないかと思うほど長い結び目になるものが多々あります。
しかしスピングルムーブのローカットのスニーカーも、このウィンターブーツも無駄に紐が余らずにちょうど良い感じで結ぶ事ができます。
アウトソール
アウトソールは、天然ゴムを使用した物で、耐久性や弾性、屈曲性、さらにはグリップ力に優れた物になっています。
アウトソールのデザイン的には、他のスピングルムーブのスニーカーと同じような波型のデザインをしています。
足のひらとかかのと間には波型の模様はなく、「MADE IN JAPAN」の文字が刻印されていました。
踵部分
アウトソールは踵部分も巻き上げていて、デザイン的にもカッコよくなっています。
その部分を見ると溝は深くあり、グリップ力が高そうに感じられます。
そしてその上には、プルストラップが配置されていて、SPM-464を履く時に役立ちそうです。
そのプルストラップは、途中に2ヶ所ループがあるデザインで、見た目にもオシャレになっている物でした。
内側
シュータンの裏側、ライナー、そしてインソールはフェイクムートンを使用しています。
モコモコとした見た目と肌触りになっていて、いかにも暖かそうな雰囲気が伝わってきます。
インソールもフェイクムートンという事から、履き心地も弾性のあるモコモコとした感じがしそうだと予想できます。
このフェイクムートンは、暖かくさらに復元力も高いようです。
インソールはフェイクムートンとラテックススポンジを貼り合わせたものです。
ラテックスは、化粧品のパフにも使われる柔らかな物で、足あたりが良い為に快適な履き心地が持続するようになっています。
履いてみた
スピングルムーブのSPM-464は、シューレース(紐)が長く無い為、入口部分に余裕を持たせて履くという事ができません。
入口部分が緩くできると、ブーツの履き脱ぎの度に紐を結び直すという作業が必要になりません。
僕だけかも知れませんが、ブーツを履いたり脱いだりする度に、座って紐を解いたり結んだりするのが面倒くさいと感じてしまうんです。
その為、入口部分の紐を緩めて、紐を結び直す事なく足を入れる事ができるようにしてしまいます。
しかしSPM-464は、紐が短めになっている為、余裕を持たせておく事が出来そうにありませんでした。
脱ぎ履きする度に、紐を結び直す事になりそうです。
SPM-464に足を入れてみると、内側にあるフェイクムートンが他のスニーカーとは、履き心地や暖かさで違いを出していました。
ブーツに入れた足は、まるで包まれるかのような感触になり、次第に暖かみを感じ始めます。
これは普通のブーツやスニーカーとは、全く違う物でした。
やはりウィンターブーツと言うだけあって、防寒対策はしっかりと出来ていそうです。
歩き心地は、これもフェイクムートンが多少影響している為、少し弾性を感じられます。
スピングルムーブの他のスニーカーだと、コンバースのオールスターのようなベタって感じの履き心地になるのですが、SPM-464ではどちらかというとナイキのエアソールがあるスニーカーっぽい歩き心地でした。
もちろんエアソールではない為、丸っきり同じ感覚かとは言えないし比較したら全く違うとは思いますが、フェイクムートンの弾性が少し心地良くも感じました。
僕的に、SPM-464はタウンユースで使えるウィンターブーツだと思います。
アスファルトの上を歩いてみましたが、歩きにくさは感じませんでした。
「内側の踵部分に何が当たって痛い」「小指が窮屈で違和感がある」とか、マイナス的な事は、今回履いてみて一切感じる事はなかったです。
また落ち葉の上を歩いてみても、特に滑るとかもありませんでした。
今回は乾いた落ち葉の上を歩いたので、濡れていたらまた違ったかも知れませんが、秋口の道路も問題なく歩くことはできると思います。
公園をしばらく歩き回ってみましたが、歩き心地や履き心地は良かったです。
ブーツ特有の、重みからくる疲れ、または歩き難さは感じません。
ちなみにサイズは、普段から27.5cmを履いている僕はLL(27.5cm)を選んでいます。
普段の27.5cmがナイキの幅が狭いスニーカーに合わせていて、その時からつま先部分には1cmぐらいの余裕があると思います。
スピングルムーブもつま先に捨て寸という余りを持つサイズ選びを推奨しています。
幅がピッタリと合う方が、履きやすいようです。
SPM-464は、スピングルムーブの定番モデルのSPM-110よりも若干大きめらしいので、所有している方はそれと比較して下さい。
まとめ
スピングルムーブのウィンターブーツSPM-464は、ローカットモデルと同様な履き心地や歩き心地
を持ちつつ、さらに暖かく履けるようになっていました。
アッパーの牛ベロアレザーは、見た目からして暖かく、そして内側のフェイクムートンが保温性と弾性を確保しています。
フェイクムートンがあることで、他のスニーカーやブーツとは全く違ってきています。
履き心地は、スピングルムーブのローカットモデルでも良いのですが、少し弾性がつく事でさらに良くなっているように感じました。
またブーツなのに、カジュアルに履ける見た目が良いと思います。
タウンユースではオシャレに履く事が出来るデザインは秀逸で、それでいてスピングルムーブらしさも感じられます。
スピングルムーブのウィンターブーツSPM-464は、足元を暖かくして冬を越したい人におすすめです。
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キャンパス生地のSPM-141もレビューしています!
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