冬はどうしても、空気が乾燥してしまいがちですよね。
外も家の中もカラッと乾いてしまっては、肌もカサカサで辛いです。
また乾燥は、風邪やインフルエンザも大好きなのが困っちゃうところですよね。
健康の為にもお部屋で加湿器や加湿機能付きの空気清浄機を使用していても、ウィルスの流行が落ち着く春が来ると加湿器の役目はおしまいで、箱にしまってまた来年・・・なんて人はいませんか?
実は僕がそうなんです。
しかしこれ、とんでもないことなんです。
冬が終わっても、これから来る春にも加湿器はとっても便利なアイテムなんです。
しかも最近の加湿器って、すごくおしゃれでインテリアのひとつとしてもおすすめなんです。
今回は「加湿器」をテーマに、その種類やメリット、注意点などについてあらためて解説し、おすすめ商品も紹介してみたいと思います。
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Contents
加湿器とは
ストーブの上に水を入れたやかんを置いているのを見たことありますか?
ストーブの上のやかんには部屋の温度を上げながら湿度を上昇させる効果があり、実はあれこそが昔からある加湿器なんです。
加湿器は室内の加湿を行う空気調和設備のこと。
部屋を暖めている時、空気中の湿度が上がると体感温度が上がると言われているので、エアコンやストーブをつけながら加湿器も使用しているといった家庭も多いと思います。
空気清浄機と加湿器が合体したプラズマクラスターが大流行したので、知っている人も多いのではないでしょうか。
加湿器には電源のいらない、おしゃれな雑貨も増えてきました。
しかし昔ながらの電源ありの加湿器だって、おしゃれなものはたくさんあるんです。
サイズや値段も様々。
数千円で買えるリーズナブルなものから、数万円かかる高額商品までたくさんあるので選び甲斐があると同時にどれを購入すればよいのか迷ってしまいますね。
加湿器の種類
加湿器と言ってもそのタイプにはいくつか種類があるので、ここでもう一度確認してみましょう。
①スチーム式
内部のヒーターにより水を沸騰させ、その蒸気を出すことで周囲を加湿する加湿器。
②気化式
内部にある水を染み込ませたフィルターに風を当て、気化させながら周囲を加湿する加湿器。
使用中は部屋の室温が下がるのも特徴です。
③超音波式
内部に設置されたパーツにより、超音波を発生させることができる。
ここで発生した超音波をタンクの水に当て水面を細かく振動させることで出た細かいしぶきにより周囲を加湿する加湿器。
④ハイブリッド式
気化式または超音波式に熱を加えることで効率よく加湿できる加湿器。
加湿器を使用する4つのメリット
出典:楽天
加湿器を使用するとどんなメリットがあるのでしょうか。
①インフルエンザや風邪の予防
厚生労働省によると、インフルエンザの予防として室内の湿度の保持をあげています。
適切な部屋の湿度とは50~60%くらいが目安。
部屋の加湿で、同じく乾燥しやすいのどや鼻の粘膜も潤わせることができます。
のどや鼻の粘膜を潤わせておくとウィルスを排除する働きが活発になるようです。
また乾燥はインフルエンザウィルスの生存率を上げてしまうので、これらが流行し、空気が乾燥する冬場は特に加湿器を使用するとよいとされています。
②体感温度が上がる
暖房で部屋を暖めているときは、さらに加湿器を使用すると良いと思います。
空気が適度に加湿されていると、同じ室温でも加湿している方が体感温度が上がり、温かく感じるからです。
③肌にいい
空気が乾燥していると、肌や髪からの水分蒸発量が増え乾燥してしまいます。
肌の水分量が減るとかゆみや肌荒れの原因となってしまうので、適度な加湿は美容面でも必要です。
人が心地いい湿度は40~60%くらいだと言われています。
④花粉症に
雨が降ると花粉症って楽になりますよね。
雨粒に当たると花粉の粒子が重くなり、飛散量が落ちるからです。
その為、部屋を加湿していると花粉が飛び散らず床に落ちるので、外にいるより楽に感じるようになるんです。
加湿器を使用する時の注意点・デメリット
次に、加湿器を使用することに対してのデメリットとはどんなものがあるか、注意点を交えながら紹介したいと思います。
①ダニやカビの繁殖
適切な湿度は季節によって違うって知っていましたか?
一般的に夏は50~60%、冬なら40~50%くらいが目安なんです。
1年を通して50%くらいを保っておくのが理想的なのですが、夏場に湿度を高く保ちすぎると困ったことが起こるのです。
それが、ダニやカビの発生。
ダニやカビは湿度50%くらいから発生してしまい、60%にもなると急激に増えて大発生してしまいます。
できれば夏場の加湿は適切に、1日に1、2回は部屋の窓を開け放って空気の入れ替えを行いたいところです。
同様に内部のフィルターを清潔に保っておかないと、加湿中にフィルターについた汚れやカビを部屋中にまき散らしてしまうので、こまめなお手入れも忘れずに。
内部の水を煮沸して使用するスチーム式やハイブリッド式はフィルターにカビが生えにくいと言われています。
②高すぎる湿度はストレスの元
湿度が30%を下回ると静電気を発生したり、肌やのどの渇きが気になります。
そして、逆に湿度が高すぎるのもNG。
特に夏場に湿度が70%を超えると蒸し暑く、不快に感じるようになります。
湿度は低すぎず、高すぎずが一番です。
加湿器の選び方6つのポイント
加湿器を購入するとき選び方の基準となるポイントを6つあげてみました。
①大きさで選ぶ
加湿器は意外にかさばるものが多いのも特徴です。
設置する場所を事前にチェックして、シミュレーションしてみると良いかも知れません。
小型であれば卓上に置いて使えるものもあります。
②使用畳数で選ぶ
加湿器には使用畳数が決められています。
使用畳数は一戸建てを想定して設定してあり、部屋の構造によっても変わります。
洋室より和室の方がより加湿力が高い方がよいと言われるのは、和室の畳や壁が湿度を吸収しやすいからです。
和室で使用したいときは使用畳数が実際の部屋よりも大きいものを選ぶなどの工夫が必要です。
これは各メーカー、製品によって異なるので、気になる人は直接問い合わせをして確認してみてください。
また、気密性の高いマンションの場合は使用畳数が実際の部屋より小さくても大丈夫な場合もありますので、あわせて覚えておくと良いと思います。
③加湿力で選ぶ
一般的に加湿力ならスチーム式がおすすめです。
④お手入れのしやすさで選ぶ
雑菌やカビの繁殖にはこまめなメンテナンスが一番です。
さらに加湿器はできるだけ分解できるものの方が、細かなメンテナンスが出来るのでおすすめです。
⑤消費電力で選ぶ
熱を発しない気化式と超音波式は消費電力が抑えられる傾向にあります。
⑥子どもの有無
送風口が熱くなったり、熱くなりやすいスチーム式は小さな子どもの思わぬ事故の元。
しかし液体そのものを沸騰させないスチーム式加湿器も登場しました。
おしゃれな形の加湿器も可愛いのですが、不安定な形のものを子どもの手の届くところに置いておくのも安全面を考えると避けた方が良いかも知れませんね。
おすすめ商品5選
ZOJIRUSHI象印 スチーム式加湿器 EE-RP50(WA)(ホワイト)
出典:楽天
炊飯器などの白物家電でおなじみの象印。
象印の加湿器はポットと同じ構造が採用されているためフィルターがなく、フッ素加工の間口が広い容器で直接手を入れてお手入れできます。
給水も本体のふたを開けて水を注げばOK。
内部で沸騰したお湯を65度まで冷まして加湿を行うため清潔です。
温度センサーと室温センサーのデュアルセンサーが部屋の状態をチェックして自動でコントロールを行い、3段階の湿度を設定することができます。
湿度モニターや電源の入切ができるセンサーも完備。
全ての操作をロックするチャイルドロック、蓋開閉ロック、転倒時に起こる湯漏れを抑える構造と3つの安全設計で、小さなお子さんやお年寄りの事故を最小限に防ぎます。
使用時に気になる湯沸かし音をセーブする機能も付いています。
ZOJIRUSHI象印 スチーム式加湿器 EE-RP50 仕様
- サイズ:24×26×31.5cm
- 本体質量 :2.4kg
- 適用畳数の目安:(木造和室)8畳 /(プレハブ洋室)13畳
- 消費電力:(湯沸かし時) 985W /(加湿時) 410W
- 加湿能力:480mL/h
- 容量:3.0L
- 電源コード:1.2m
- 加湿時間:(強連続) 6h / (弱連続) 24h
- 加湿方式:スチーム式
ダイニチ ハイブリッド式加湿器 HD-5018-W ホワイト
出典:楽天
こちらは気化式と温風気化式を組み合わせたハイブリッド型。
湿度を素早く上げたい時は温風気化式を行い、設定した湿度に近づくと気化式へと2つの加湿方式を使い分けるので電気代の無駄を省いて経済的に使用することができます。
さらにこちらの加湿器は音がとっても静かなんです。
20dbで人の小さな寝息や木の葉の触れ合う音、雪の降る音程度と言われていますが、ダイニチのハイブリッド加湿器の最小音はそれ以下の13dbしかないんです。
吹き出し口や水が熱くならないのもハイブリッド式ならではの安全ポイントです。
ダイニチ ハイブリッド式加湿器 HD-5018-W 仕様
- サイズ:W37.5×H37.5×D19.0cm
- 質量:約4.8kg
- 適用床面積の目安:木造/8.5畳まで、プレハブ洋室/14畳まで
- 加湿量:最大約500ml/h
- 連続加湿時間:約8時間(標準モード時)
- 運転音:13~30dB(標準モード時)
- タンク容量:約4.0L
- 消費電力:最大163W
- 1時間あたりの電気代目安:約4.4円(標準モード時)
- 加湿方式:ハイブリッド式
PRESSE 超音波加湿器
出典:楽天
5,000円以下の加湿器ならこちらがおすすめです。
超音波式の加湿器で、2020年2月現在、楽天ランキングでトップになりました。
すらっとしたデザインでコンパクト、木造の和室であれば5畳、洋室であれば8畳まで加湿することができるので、一人暮らしのおうちであればこれ1つで十分加湿できるはずです。
タッチセンサーで簡単に操作可能であり、強中弱の3つの強さに切り替えられます。
超音波式はほかの加湿器に比べ電気代も抑えることができます。
PRESSE 超音波加湿器 仕様
- サイズ:約幅178×奥行170×高さ312mm
- 重量:約1900g
- タンク容量:3.0L
- 対応面積:木造和室 約5畳、洋室 約8畳
- 電源:AC100V 50/60Hz
- 加湿能力:強 約220ml/h・中 約170ml/h・弱 約100ml/h
- 連続加湿時間:強 約14時間・中 約18時間・弱 約30時間
- 消費電力:強 22W・中 18W・弱 14W
- コード長:約 1.2m
- 加湿方式:超音波式
BALMUDA Rain / レイン
出典:楽天
おしゃれで機能式な加湿器なら、BALMUDAの気化式加湿器がおすすめです。
ツボのようなコロンとした形状で、給水は電源を入れて本体上部のディスプレイに向かって水を注ぐだけ。
給水されると同時にディスプレイが切り替わり、1~5の5段階で水分量を知らせてくれるんです。
水を注ぎ過ぎるとブザーでも知らせてくれるもの便利です。
本体の操作は上部のコントロールリングを回転させて行いますが、風量や温度の調節、運転中にクリックするとメニュー画面へ切り替わるようになっています。
手入れは、本体を分解して行うようになっています。
チャイルドロックや衝撃振動を検知して運転を停止する機能、傾きアラートや満水超過などなど、安全面もばっちりです。
BALMUDA Rain 仕様
- サイズ:約直径 350mm×高さ 374mm
- 重量:約5.7kg( 満水時 約10kg )
- 電源:AC100V 50/60Hz
- 加湿能力:風量1:150ml/h
風量2:250ml/h
風量3:400ml/h
風量4:500ml/h
風量5:600ml/h - 消費電力:2W~23W
- 運転音:6db~42db
- 給水ボウル容量:約 4.2L
- 連続加湿時間:6~25時間
- 適用畳数:約17畳まで
- コード長:1.8m( ACアダプター コード長 )
- 加湿方式:気化式
もう少し詳しく知りたい方はこちらも参考に!
cado STEM630i 加湿器 ステム630i カドー
出典:楽天
「cado=華道」の理念を感じさせる、器からすらりと伸びたシルエットが美しい、超音波式加湿器です。
床から85.5㎝もの高さから細かいミストを天井近くまで吹上げ、室内の気流に乗せて拡散するので加湿効率が高くなるんです。
またミストの粒子が細かいので、周囲が結露しにくく気化しやすくなって加湿効率がさらに上がっています。
マイクロミストは4段階で設定可能。
メンテナンスが週1回なのは少々面倒ですが、その分構造はシンプルかつ角のないデザインで掃除しやすくなっています。
水槽に直接給水するため水分量がわかりやすいだけでなく、本体からLEDライトで照らされる姿は何とも幻想的。
アプリをダウンロードしたスマートフォンからも操作が行えます。
肌や髪をより潤わせる専用のトリートメントウォーターやフレグランスウォーターで香りを楽しむこともできるんです。
加湿器らしくない抜群のデザインと機能性。
あるだけでとても目を引くcadoは自宅だけでなく事務所やサロン、カフェに置くのもおすすめです。
cado STEM630i 加湿器 ステム630i カドー 仕様
- サイズ:約直径 270mm×高さ 855mm
- 重量:約 4.3kg ( 本体のみ )
- 電源:AC100V 50/60Hz
- タンク容量:約 2.3L
- 定格消費電力:間欠:約 4W、弱:約 20W、強:約 29W、急速:約 37W
- 加湿量:間欠:30ml/h、弱:200ml/h、強:400ml/h、急速:600ml/h
- 運転音:間欠:40dBA、弱:38dBA、強:40dBA、急速:42dBA
- 適用床面積 ( 急速モード ) :~27m²( プレハブ洋室17畳 )/ ~17m²( 木造和室10畳 )
- センサー:温度・湿度センサー、照度センサー
- コード長:約 2m
- 加湿方式:超音波式
前モデルも参考になるかも。
まとめ
部屋の加湿は人の健康を守るのに大切なこと。
のどや鼻が適度に潤っていると風邪やインフルエンザにかかりにくくなるというデータがあります。
乾燥しすぎは肌や髪の潤いを失わせますし、適度に加湿されている部屋は体感温度があがるとも言われているので、寒い冬の時期は特に加湿器があると心強いと思います。
春になると悩みの種になる花粉症を和らげるのにも効果あるんです。
適切な湿度を保つのに役立つ加湿器には、スチーム式、気化式、超音波式、ハイブリッド式の4つの方式があります。
スチーム式は内部の蒸気を使って行うパワフルな加湿力が魅力。
カビや雑菌が繁殖しにくいと言われていますが、加湿のしすぎや転倒などの事故に気を付けて使用しましょう。
吹き出し口が熱くなるので使用時は子どもの手の届かない場所に設置してください。
気化式は湿らせたフィルターに風を当て、気化させて加湿します。
加湿中は温度が下がるのが特徴です。
超音波式はタンク内の水に超音波を当て水面を細かく振動させ、その水しぶきにより加湿を行います。
ハイブリッド式は気化式や超音波式+熱を加えた方式の加湿器のことをいいます。
加湿器らしくないおしゃれなものも沢山ありますので、是非チェックしてみてくださいね。
他にも加湿器関連の記事を書いています。
アイキャッチ画像 出典:楽天
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