Appleは、今年の3月に新しいiPad Air、そして9月にiPad第7世代をリリースしました。
iPadが初めて登場したのは、2010年でした。
このiPadの登場は、世間にタブレット端末を認知させ広めるキッカケになりましたよね。
もう初登場から9年が経ちましたが、その間にiPadから派生したiPad mini、iPad Air、iPad Proも登場しています。
iPadは、技術革新とともにグレードアップを続け、現在はiPad第7世代がリリースされています。
iPad Airが初めて登場したのは、2013年でした。
iPad Airは、通常のiPadよりも厚みが薄く、軽いのが特徴です。
そのことから、軽量化されたiPadを表現するため「Air」が名付けられました。
現在、新しいiPad Airは、第3世代になります。
どちらも、進化したパフォーマンスが期待できるのは間違いありません。
しかし、「自分には、どちらのiPadがあっているのかな?」と、悩んでいる方もいると思います。
そこで今回は、両者の機能や使いやすさなどについて比較していきたいと思います。
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Contents
iPad AirとiPad第7世代を比較
第3世代のiPad Air とiPad第7世代のサイズは、ともに高さが250.6mm、幅が174.1mmになっていますが、厚みは、iPad Air が6.1mm、iPad が7.5mmと、iPad Air が1.4mm薄くなっています。
そしてディスプレイのサイズでは、若干iPad Air の方が広くなっているんです。
しかし、ディスプレイのサイズ面で多少の違いはありますが、基本的なデザインはほぼ同じになっています。
ハッキリした違いが出ているとしたら、機能や性能についてです。
ディスプレイの比較
見た目がほぼ同じの第3世代のiPad Air とiPad第7世代ですが、ディスプレイに関しては4つの違いがあります。
1,ディスプレイの広さ
出典:Apple
まず1つ目は、ディスプレイの広さです。
どちらもディスプレイには、画面解像度が高いRetinaディスプレイを採用しています。
先ほども少し紹介しましたが両者を比較すると、その広さはiPad Air が10.5インチ、iPad が10.2インチとなっており、iPad Airが広くなっています。
そのため、解像度はiPad Air の方が高くなっているので動画の視聴や、広い作業領域が必要なイラストを描くなどには、広い画面のiPad Airがおすすめです。
しかし、画面が大きいためベゼル幅が狭くなっており、手で持つと画面に指が被ってしまうことが考えられます。
キーボードを使って作業をすることが多い方はiPadよりもiPad Airを選ぶのがおすすめで、手で持って操作することが多い方には、iPadの方が使いやすいかもしれません。
2,フルラミネーションディスプレイ
2つ目は、フルラミネーションディスプレイの採用です。
フルラミネーションディスプレイはiPadに採用されていませんが、iPad Airには採用されています。
フルラミネーションディスプレイを採用することでiPad Airでは、光の反射を抑えた画面表示が可能になっています。
3,広色域(P3)ディスプレイ
3つ目は、広色域(P3)ディスプレイの搭載です。
これについても、iPadに採用されていませんが、iPad Airには採用されています。
広色域(P3)ディスプレイは、これまでよりも色彩鮮やかな綺麗な描画を可能にしました。
これまで、iPad Proで採用されていましたが、第3世代のiPad Airにも採用されています。
4,True Tone
そして4つ目は、True Toneの採用です。
これにも、iPadに採用されていませんが、iPad Air 3には採用されています。
True Toneは、周りの明るさに合わせてホワイトバランスを自動調整する機能です。
この機能の採用で、どんな明るさの場所でも目に優しい自然な画面表示を可能にしているんです。
ここまで、iPad AirとiPadのディスプレイについて比較してみました。
どちらも自然で美しい画面表示を可能にした技術が搭載されています。
しかし、詳しく見ていくとディスプレイの広さ、技術面でiPad Airが1歩リードしているようです。
処理能力の比較
出典:Apple
iPad に限らず、最先端の新しいデバイスが登場するとディスプレイの性能とともに、処理能力の速さに注目が集まります。
これは、デバイスの搭載されるCPUの性能によって、その速さは大きく変わってきます。
第3世代のiPad AirのCPUには「A12 Bionic」、iPad第7世代には「A10 Fusion」が搭載されました。
CPUの名前だけ聞いても、どちらが速いのかピンとこない方が多いと思います。
この2つを簡単に説明すると、iPadに搭載されているA10 Fusionは、iPhone 7と同じモノです。
そして、iPad AirのA12 Bionicは、iPhone XS / XS Max / XRに搭載されているCPUと同じです。
つまり、処理能力はiPad Air3の方が速いのです。
A10 FusionとA12 Bionicの間には、A11 BionicというCPUがあり、新しいiPad Airは、iPad第7世代よりも2世代先の処理能力を持っていることになります。
ストレスなく快適に使用したいなら、2世代先を行くCPUを搭載したiPad Airがおすすめです。
アップルペンシルを使った時の処理能力
出典:Apple
第3世代のiPad AirとiPad第7世代でアップルペンシルを使用した場合は、細かいイラストを描く場合に少し差が出ます。
どのiPadでも、液晶と保護パネルに隙間があります。
そして、iPadでイラストを描いた場合、その隙間の影響で微妙なタイムラグが出ています。
しかし、iPad Air 3の場合は、その隙間をiPadよりも狭く仕上げているので、紙に書いている感覚実現しています。
そのため、アップルペンシルを使用して文字やイラストの描きやすさを重視するなら、iPad Air 3がおすすめです。
バッテリー性能の比較
アップルの発表では、第3世代のiPad AirとiPad第7世代のバッテリー駆動時間は同じです。
どちらも、30.2Whリチャージャブルリチウムポリマーバッテリーが内蔵され、Wi-Fiでのネット利用や動画・音楽の再生が最大10時間、モバイルデータ通信でのネット利用が最大9時間になっています。
これまでのiPadシリーズの駆動時間と比較しても駆動時間は変わっていません。
iPadの薄型化と軽量化を進めながら、消費電力の効率化も進め、バッテリー容量を増やさずに最大駆動時間を実現できたことは、アップルの技術力の高さがうかがえます。
iMacやMacbookとの連携
出典:apple
アップルの製品であれば、Apple IDを使ってiCloudで、第3世代のiPad Air、iPad 第7世代とiMacやMacbookとの連携することができます。
連携した場合の例を挙げてみます。
例えば、iPadで写真を撮ったとします。
その写真をiMacやMacbookに送る場合、Air Dropという機能を利用するとボタン一つでiPadからiMac、Macbookに送れて、写真を共有することができるんです。
また、純正アプリのメモ、リマインダー、連絡先、カレンダーは、連携することで同期され、いつも最新の状況に保たれます。
このほかにも、一つのApple IDあれば、iPad Air3やiPadでしていた作業を、途中からiMacやMacbookで続きを行うことが可能です。
また、これらの端末だけでなくiPhoneとも連携することができ、iPhoneに電話着信があると、その通知をiPad Air3、iPadとiMacやMacbookに表示させることもできます。
つまり、iPad Air3、iPadとiMacやMacbookとの連携することは、無駄なく作業効率を高めることが実現できるのです。
まとめ
今年リリースされた第3世代のiPad AirとiPad第7世代について比較してきました。
その結果、ディスプレイのクオリティー、処理能力の速さなどでiPad AirがiPadよりも性能の高さを上回っていました。
しかし、iPadにも十分な機能・性能が備わっているのでアプリやゲームをする場合でも、満足いくパフォーマンスを見せてくれます。
もし、買うとするならば、最新のテクノロジーを体感できるiPad Airがおすすめです。
動画の視聴やイラストなどの作業でもiPadより優れており、iPad Airの方が新型iPadよりも快適に使用することができるでしょう。
iPad第7世代をおすすめする場合は、やはり低価格でタブレットを購入できるというメリットを全面に押したいと思います。
iPad Airよりは、快適に使えないかも知れませんが、低価格でダブレットやパソコンに似た環境を揃えることができるのが良いですよね。
コスパ的には、かなりいいと思いので悩んでしまいますよね。
第3世代のiPad AirとiPad第7世代の価格差は、約2万円です。
これを高いと見るか、安いと見るかはあなた次第です。
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