サウンドバーは、名前の通り棒状の形をしたスピーカーです。
このサウンドバーは、世界の様々な音響機器メーカーが手掛けていて、当然アメリカを代表する音響機器メーカーのBOSEも以前からこの分野に参入しています。
今回、そのBOSEが発売しているサウンドバー「TV Speaker」について、その機能や音質、そして同じくサウンドバーで、競合機種でもあるヤマハのYAS-109と比較してみました。
BOSEのサウンドバーTV Speakerは買いなのか、そんな考察もしていきたいと思います。
近年様々な機器との連携で注目を集めるサウンドバーですが、さらにそのサウンドバーをあの有名音響機器メーカーのBOSEが開発したらどうなるのか気になりますよね。
そんな疑問や興味に対して機能や音質を中心にその魅力にも迫っていきたいと思います。
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Contents
BOSEのサウンドバーTV Speakerの気になる機能
出典:楽天
BOSEのサウンドバーTV Speakerは、テレビとの連動や広がりのあるサウンド、ダイアログモードやBluetooth接続、そしてサブウーハーの拡張性と言った機能が主なものです。
そして、これらの機能をシンプルにパッケージングしています。
これらはいずれもBOSEのサウンドバーTV Speakerの特徴です。
この機能や特徴を知ることで、この製品の全貌が分かるのではないかと思います。
テレビとの連動動作もスムーズな機能
出典:Amazon
サウンドバーTV Speakerは、テレビとの連動もスムーズです。
やはりサウンドバーのメリットはテレビの音声をより高品質なものにするということ。
そんな目的に対して、BOSEのサウンドバーTV Speakerは忠実に対応しているんです。
テレビの電源を入れると同時に起動し、テレビリモコンの音声コントロールにもきちんと反応します。
このように元々あるテレビに対してそのままスピーカーを接続し、拡張させたような機能を持たせている点に注目です。
フルレンジドライバーで広がりのあるサウンド
BOSEのサウンドバーTV Speakerには、フロントの中央部付近に二つのフルレンジドライバーが内蔵されています。
このフルレンジドライバーとは高音から低音までを全てカバーする機能です。
これによって音域に広がりのあるサウンドを提供してくれます。
さらに高音域をよりクリアにするためのパーツ、ツイーターを搭載しており透明感のある音声も体験可能です。
ダイアログモードの搭載
ダイアログモード機能を搭載しているのもBOSEのサウンドバーTV Speakerの特徴です。
このダイアログとは会話と言う意味で、文字通り映画や番組など様々な場面で発生する会話部分を強調し、聞きとりやすくしてくれます。
これによって字幕版の映画でも分かりやすい英語を聞くことが可能なんです。
BOSEのサウンドバーTV Speakerでは、それ以外にも様々な音声を強調するモードが搭載されています。
例えば、BASSのモードに設定すればウーハーを入れたような重低音の効いた音声を体験できます。
これらの機能を利用すれば、自分が強調して聞きたい音域を利かせた音が楽しめるので、とても便利だと思います。
Bluetooth接続で様々な機器と連携
BluetoothにもBOSEのサウンドバーTV Speakerは対応しています。
この機能によってスマートフォンやポータブルプレイヤーなど自由に接続でき、無線によってそれらの端末の音声を再生可能です。
ワイヤレスで音声が転送できるのは大きなメリットがあります。
例えば、ソファに座りながら手元のスマ―トフォンで音楽を再生させるとBOSEの本格サウンドが室内に流れるという音楽体験が可能です。
コードで接続する手間が不要なので、気軽に本格的な音楽が楽しめるというメリットがあります。
サブウーハーの拡張性
出典:Amazon
BOSEのサウンドバーTV Speakerは、サウンドバーのジャンルではワンボディ型と呼ばれる、単体の棒状スピーカーで音程や音質の全てを担うタイプです。
単独で利用できる便利さがある反面、重低音がどうしてもカバーしきれないケースもまれにあります(高音域はツイーターが活躍するので問題ない)。
そういった時、ウーハーが分離した2ボディ型のようにサブウーハーを追加することができる機能を持っています。
「Bose Bass Module 500」と「Bass Module 700」と言ったように対応機種が限られているものの、拡張機能を持っているのは大きな魅力です。
BOSEのサウンドバーTV Speakerの音質とは?
出典:Amazon
気になるBOSEのサウンドバーTV Speakerの音質にも触れたいと思います。
高音質で定評のあるBOSE社の製品だけあり、基本的な音質の高さは言うまでもありません。
ただ、強いて特徴を挙げるとすれば、クリアな音声でありつつもきちんと量感のあるサウンドと言うことです。
クリアな音声が感じられる音質
BOSEのサウンドバーTV Speakerは高音域がクリアです。
ついつい低音域に注目されがちなスピーカーも、実は高音域が重要なケースは少なくありません。
先ほども触れた声や会話など、あるいはPVで歌詞を歌い上げるシーンと言ったシーンにおいて明瞭な高音域の再現は重要です。
そんな高音域も搭載されたツイーターがきちんと機能しているためクリアな音質で提供されます。
濃密で低域に量感
フルレンジドライバーは、きちんと低音域のカバーも行っています。
むしろこの低音域の再現力が、BOSEがBOSEたる所以(ゆえん)なんです。
歴代のBOSEが築き上げた定評ある低音域の再現性を、このBOSEのサウンドバーTV Speakerはきちんと受け継いでいます。
さらにサブウーハーを拡張することで、アマチュアレベルでは非常に高いレベルでの音響体験が可能です。
BOSEのサウンドバーTV SpeakerとヤマハYAS-109との比較
出典:Amazon
BOSEのサウンドバーTV Speakerは競合機種があります。
それは、ヤマハYAS-109です。
この機種との比較をシビアに行い、どういった違いがあるのかをまとめてみました。
拡張性の有無
ヤマハYAS-109にはない機能として拡張性の有無が挙げられます。
ヤマハYAS-109は単独での使用を前提としているため、サブウーハーとの連携は考慮されていません。
一方、BOSEのサウンドバーTV Speakerは先ほども触れたとおり、サブウーハーによる拡張ができます。
こういった差があるため、将来より豊かな音響を感じたいと思った際にBOSEのサウンドバーTV Speakerは有利です。
AIアシスタントとの対応の有無
出典:YAMAHA
AIアシスタントに関してはヤマハYAS-109の圧勝です。
ヤマハYAS-109はAmazonのAIアシスタント、アレクサに完全対応しており、マイクも内蔵されています。
そのためアレクサと接続すれば、こちらの声掛けだけで様々な機能を提供してくれるのです。
一方サウンドバーTV Speakerは非対応なので、ヤマハYAS-109が有利だと思います。
3Dサラウンド「DTS Virtual:X」
出典:YAMAHA
ヤマハYAS-109は3Dサラウンド「DTS Virtual:X」に対応し、仮想的に全周囲に音が響くような効果を与えます。
一方、BOSEのサウンドバーTV Speakerにはそういったものが搭載されていません。
ただ、サブウーハーをつなげれば、電子的な機能であるこのようなサラウンドにはない、よりリアルなサラウンド体験が可能です。
それでも単独で機能を比較した場合、この機能の有無は大きな違いになることもあります。
BOSE TV Speaker 仕様
- サイズ:スピーカー 59.4cm(W)×5.6cm(H)×10.2cm(D)、専用リモコン 4.0cm(W)×10.5cm(H)×1.2cm(D)
- 重量:スピーカー 2.0kg、専用リモコン 45.4g
- 素材:上面 マット仕上げ、前面 メタルグリル
- 付属品:専用リモコン(電池付属)、電源コード、光デジタルケーブル、クイックスタートガイド
- Bluetooth ワイヤレス通信距離:最大9m
- HDMIケーブルは別売
まとめ
BOSEのサウンドバーTV SpeakerはBOSE製としては、より気軽にBOSEの体験ができるように様々な機能を分かりやすくしています。
そのため、音響にこだわりのある方からすれば、やや物足りなさを感じるかもしれません。
しかし、設定・設置がとにかくシンプルというこの製品は、BOSEに興味のある音響機器初心者には最適なモデルと言えます。
アレクサとの連携はありませんが、BOSEの世界をはじめて知りたいと考えている方にとっては魅力的な製品です。
前モデルYAS107のレビューを知りたい方は、こちらの記事で書いています。
前モデルと新モデルYAS-108を比較した記事も書いています。
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アイキャッチ画像出典:楽天
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