モバイルプロジェクターを1つ持っていれば、大画面で映画を楽しむ事が出来ます。
またキャンプ人気から、アウトドアでプロジェクターを楽しみたいという需要も高まっていると思います。
そんな時、モバイルプロジェクターがあれば簡単に屋外に持ち出して使う事ができます。
それはモバイルプロジェクター本体にバッテリーを内蔵している為に別途電源を用意しなくてもよく、さらにはスピーカーを内蔵しているので、プロジェクター単体で使う事ができるという魅力があるんです。
据え置きタイプのプロジェクターの方が、画質も良く値段も比較的安い傾向にありますが、使い勝手で言うと、モバイルプロジェクターの方が用途が多いと思います。
そこで今回紹介するのは、ミニスマートプロジェクター。
コンパクトな本体に、多彩な機能が詰め込まれているプロジェクターなんです。
これがあれば、キャンプでも映画を楽しめるし、もちろんお家でも大画面で映画を見る事ができちゃいます。
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Contents
ミニスマートプロジェクター
サイズ
ミニスマートプロジェクターは、幅8×長さ14.7×厚さ2cmのコンパクトサイズ。
iPhone11 ProMAXと並べてみると、それより少し小さい感じ。
逆に厚さは倍以上ありますが、安易に持ち運ぶ事が出来そうな大きさです。
重量は306gで、iPhone11 ProMaxの226gよりは重たいですが、手に持った感じではほとんど違いはありませんでした。
本体は上部にタッチパネルの操作部、前面に投射レンズがあります。
レンズの下にレバーでフタを開閉する事が出来るようになっているので、使用してない時にホコリなどの付着を防ぐ事ができます。
レンズ側面には、ピントの調整のズームリング、側面後方側には電源ボタンと照射レバー、マイクロSDカードのスロットが配置されています。
反対側の側面には、HDMI、USB、DC入力、イヤホン端子があります。
Android7.1.2
ミニスマートプロジェクターは、OSにAndroid7.1.2を使用しています。
その為、プロジェクター単体でもアプリを使ってHuluやNetflix、またはYouTubeなどの動画配信サービスを使用する事ができます。
NetflixやYouTubeのアプリは最初からインストールされているので、ログインや新規登録をすればすぐに楽しめます。
AmazonプライムビデオやHuluなど他の動画配信アプリ等は最初にインストールされていないので、Google Playからアプリを追加でダウンロードして使えるようになります。
プロジェクター本体にアプリがあることで、Fire TV Stickなどを接続しなくてもよく、キャンプなどのアウトドアに持ち出すのも用意だと思います。
操作はタッチパネルとリモコン
プロジェクターの操作は、本体のタッチパネル。
本体上部がタッチパッドの様になっているので、カーソルを動かす時は指を滑らせて、決定はタップすれば操作ができます。
またリモコンが付属しているので離れて操作する事もできます。
実際に操作してみると、タッチパッドは少しコツが必要で、慣れるまで大変でした。
設定画面で画面をスクロールする時や、アプリを入れてパスワードを入力してパスワードを入力する時など、上手くいかなくてイライラとしてしまうかもしれません。
暗闇でタッチパッドを操作する時も、タッチパッド上のどの位置を触っているか分からなくなってしまうので、意図せずボリュームを増減してしまったり、ホーム画面に戻ってしまったりしました。
部屋の電気を消して操作する時は、物理ボタンがあった方が操作しやすいかも知れません。
そんな時付属のリモコンを使用すれば良いのですが、リモコンの反応が少し悪くて残念でした。
当初、単四電池を2本入れて矢印ボタンを押しても反応しませんでした。
初期不良だと思ってのですが、どうやら操作できる距離が限られているようでした。
離れて操作できる距離は約10cm〜1mぐらい、近すぎても反応しないし、遠過ぎても反応しません。
最大1mぐらいなので、便利かと聞かれたら微妙な感じです。
さらにNetflixやYouTubeのアプリでは、矢印ボタンや決定ボタンは反応せず、ホームボタンと戻るボタンだけ反応しました。
ここまでくるとプロジェクターの操作に難がある感じでしたが、スマートフォンにアプリをインストールする事で劇的に便利になりました。
「Eshare」と言うアプリをインストールすれば、アプリ内からリモートでプロジェクターを操作できるようになります。
スマートフォンの画面上で、タッチパッドのように操作したり、マウスのポインタを動かすようにしたり、またパスワードの文字入力もスマートフォンの画面に入力すれば反映するし、コピペした文字も入力する事ができました。
Netflixなどの動画配信アプリ内でも、ちゃんと操作できるので、「Eshare」というアプリは必須ではないかと感じました。
ミニスマートプロジェクターを操作するなら、付属のリモコンよりも「Eshare」アプリが便利です。
台形補正
出典:楽天
ミニスマートプロジェクターは、自動で台形補正をしてくれます。
壁に投影する際、ミニスマートプロジェクター本体が壁に対して平行に置かれてないと少し斜めになるし、垂直でなければ画面が長方形に投影されません。
ミニスマートプロジェクターなら、上下±40°、左右30°で自動で調整してくれます。
真正面にプロジェクターを置くのはなかなか難しい事なので、自動で台形補正してくれるのは助かります。
台形補正を自動にするのは、設定から自動にする必要があります。
しかしフォーカスは自動ではありません。
オートフォーカスではなくマニュアルフォーカス(手動)です。
本体側面にあるズームリングを回してピントを調整する必要があるのですが、投影されている画像自体が少し粗いとピントが合っていても、果たしてそれで大丈夫かと不安になる時もあるかも知れません。
WiFiとBluetooth
ミニスマートプロジェクターにはNetflixやYouTubeのアプリがあり、プロジェクター単体で動画配信サービスを楽しめます。
しかしWi-Fiを繋げてないと、そのサービスも受ける事が出来ません。
設定画面からWi-Fiを選択して、ONにしておく必要があります。
ONにするとWi-Fiを検出するので、接続したいアクセスポイントを選択しパスワードを入力して繋げます。
またBluetooth接続も出来るので、プロジェクター本体のスピーカーよりもさらに良い音質を求めてる時等Bluetoothスピーカーを接続して楽しむ事ができます。
入力端子
ミニスマートプロジェクターには、HDMIやUSB、マイクロSDの端子が付いているので、DVDやBlu-ray再生機器と接続したり、OfficeやPDFのファイルを開く事も、写真を大画面で見るともできます。
ホーム画面のファイル管理を開くと、内部ストレージや接続したSDカード、またはUSBデバイスにアクセス出来るようになっています。
電源を入れて設定
使い初めは、英語になっているので、設定から言語を変更する必要があります。
まずは、本体の側面にある電源ボタンを押し、その横の照射レバーを右から左に移動させます。
レンズカバーを開けて壁に照射できる状態にしておいてしばらく待ちます。
映像が投影されたら、ズームリングでピントを調整しておきます。
画面右下の歯車のアイコンのsettingをクリックして、Network settingの下のグループからLanguage settingから日本語を選択します。
この時日本語は画面をスクロールして1番下の方にあるので、操作がしにくいかと思います。
僕は本体のタッチパネルを操作したのですが、何回も他の言語を選択してしまい困ってしまいました。
日本語に出来れば、設定の1番上にあるネットワークの設定からWi-Fiを接続しておきます。
その後プロジェクターをアクティブにする為に、アプリ内の「EShare Server」を起動します。
説明書には起動すると「Do you want activate this device?」と表示されるので「OK」を選択すると記載されていましたが、僕の時は何故か出てきませんでした。
とりあえずQRコードを読んでスマートフォンにアプリをインストールしておきました。
それでも何故か使えているので多分問題はないと思います。
画質
出典:楽天
ミニスマートプロジェクターの解像度は854×480のフルワイドVGA。
画質的にはDVDに近い感じで、大画面に投影したら、少し粗く感じてしまう方もいると思います。
ミニスマートプロジェクターを投影する距離により画面の大きさが変わるので、距離を離し大画面にすればするほど粗が目立つようになると思います。
ミニスマートプロジェクターは、最大で140インチの大画面で投影する事ができます。
6畳の部屋では100インチがおすすめと記載されていますが、そうなると壁までの距離は3メートルぐらいが目安になります。
部屋の形状にもよりますが、3メートルだと投影する壁から反対側の壁まで距離をとる感じになりそうです。
また、壁に投影するだけではなく天井にも投影する事ができます。
天井に投影するのには三脚を使いレンズを上向きにする必要がありますが、三脚は当初から付属されているので助かります。
寝ながらプロジェクターを楽しめるのも魅力的だと思います。
今回僕がミニスマートプロジェクターを使用した部屋は6畳で、壁から約2.5mぐらい離した場所に設置しました。
商品ページによると、これで約88インチぐらいのサイズです。
まずはNetflixにログインしてみました。
契約しているプランはスタンダード、画質は1080pです。
写真ではかなり綺麗に投影されているように見えますが、実際には少し粗い感じがします。
また明るさは、少し暗い感じがしました。
次の画面では、人物のシルエットが滲んでいるように見えます。
ちょっとボヤけているような、少し見難い感じです。
それでも全く見えないという事はなく、普通に映画は楽しめます。
次に解像度1980×1080pのモバイルプロジェクターXGIMIのMOGO proと比較してみました。
Amazonプライム・ビデオのメニュー画面で、左側がMOGO pro 右側がミニスマートプロジェクターです。
MOGO proの明るさは300ANSIルーメン、ミニスマートプロジェクターの明るさは1000ルーメンです。
明るさではMOGO proの方が明るくて色が鮮やかに見えます。
今度は上下に並べて映画を見てみました。
上側がXGIMIのMOGO Pro、下側がミニスマートプロジェクターです。
明るさが違うのは明白ですが、画質も大分違いが出ています。
XGIMIのMOGO Proでは肌の質感までも詳細に表現されていますが、ミニスマートプロジェクターではボヤけた感じで映っています。
ただその分、販売価格にも差があるので、単純に比較する事は出来ませんよね。(価格差は約4万円あります)
バッテリーの持続時間
バッテリーをフル充電して、電源が切れるまで時間を測ってみました。
ミニスマートプロジェクターの電源を入れて、メニュー画面からアプリに行き、Amazonプライム・ビデオを選択。
Amazonプライム・ビデオが開いたら、「ボヘミアン・ラプソディー」を再生しました。
ボヘミアン・ラプソディーは2時間15分となかり長いので、この映画を全部見る事ができれば、キャンプなどのアウトドアに持ち出しても活躍すると思います。
今回は、Bluetoothスピーカーを接続せず、本体のスピーカーで音量を最大にして視聴しました。
本体のスピーカーは少し迫力に欠け、安いラジオから聞こえてくる音のような感じです。
重低音などはないので、映画に臨場感や迫力を求めるなら、別途スピーカーを接続するのが良いと思います。
映画を見続けて結果的には、エンドロールが終わってもバッテリーは切れませんでした。
その後メニュー画面をスクロールしたり、YouTubeのアプリを開いたりNetflixのアプリを開いたりして使い続けました。
バッテリー残量が少なくなってくると、幾度か警告が出ます。
その時は、動画の再生は一時停止されます。
「残量が1です」まで警告が出た後に、しばらくして電源が落ちました。
この時、iPhoneのストップウォッチは約2時間40分でした。
ほとんどの映画は2時間以内で見終わると思うので、この結果はかなり良いですよね。
Bluetoothスピーカーを接続したら、もう少しバッテリー持続時間が短くなると思いますが、それでも2時間40分は優秀ではないでしょうか。
※付属の三脚ではなく違う三脚を使用しています
ちなみに今回は、壁から2メートル離して投影したので、大体72インチぐらいの画面サイズでした。
88インチで投影した時より画質は良くなるかとおもいましたが、大きな間違いは感じませんでした。
高画質の映像を見慣れてしまうと、ミニスマートプロジェクターの画質は少し粗さが気になってしまうと思います。
しかし比較せず単体で使えば、それなりに楽しめると思います。
またさらに壁から近くに置けば粗さは目立ち難くなると思います。
ミニスマートプロジェクター スペック
- サイズ:厚さ2cmx幅8cm×長さ14.7cm
- 本体重量:306g
- OS:Android 7.1.2
- 投影方式:DLP
- 光源:LED
- ランプ寿命:20000時間以上
- 投影サイズ:5~140インチ
- Wi-Fi:dual-band 2.4G/5G
- Bluetooth:4.0(4.1以上に互換性あり、 AirPods,AirPods Pro対応)
- 明るさ:1000ルーメン
- 解像度:フルワイドVGA 854×480
- バッテリー容量:5000mAh
- 連続稼働時間:2~3時間
まとめ
ミニスマートプロジェクターは、アプリやバッテリーを内蔵し、単体で屋外に持ち出す事ができます。
映画1本分なら、電源コンセントが無い場所でもプロジェクターを楽しむ事ができます。
ダッチパネルや付属のリモコンの操作はし難いですが、スマートフォンのアプリは優秀で、キビキビと動くので難点をカバーしていると思います。
個人的には少し画質が粗いような気がしますが、単体で使えば気にならないかも知れないし、普段からDVD画質に慣れている人なら問題なく使えると思います。
そして三脚が付属しているのが好印象で、これがある事ですぐに使い始める事ができるし、壁や天井への投影も用意にできます。
別途三脚を購入する事を考えると、初めから付属しているのは好感が持てます。
短所と長所がそれぞれありますが、全体的には価格相応な多機能なモバイルプロジェクターとして良いと思います。
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