前回、iRoomのサイクロンコードレス掃除機RS1をレビューしました。
RS1は、少し前までiRoom のコードレスサイクロン掃除機の中で最上位のモデルでした。
しかし、少し前に新しくRS7が発売され、順位を2位に落としています。
そのiRoomの掃除機のラインナップの中で、RS1に次ぐのはD10というモデルです。
D10は、現在1万5千円を切る値段。
そこそこ安いような気もしますが、その性能はどうなんでしょう。
やっぱり値段なりのあまり使えないような性能なのか、値段以上の機能性があるか気になりますよね。
今回は、iRoom のコードレスサイクロン掃除機D10をレビューします。
前回レビューしたRS1と、性能の差は大きく開いているのでしょうか、ちょっと確認したいと思います。
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Contents
iRoomのコードレスサイクロン掃除機D10をレビュー!
デザイン
前回レビューしたRS1のデザインは、ダイソンと間違えるようなカラーリングをしていました。
レッドカラーの延長ノズルや、ブルーとレッドのローラーなど、やっぱりダイソンを連想しちゃうものでした。
しかし、今回レビューするD10は、全く違っているんです。
RS1は、どちらかと言うと派手な感じでしたが、D10はとてもシンプルです。
シルバーとブラックで構成された本体と延長ノズルは、シックでクール。
大人の雰囲気が漂います。
ローラー部分だけ、ちょっとポップになっていて、レッドグリーンを使っています。
そしてデザインですが、RS1はタンクが延長ノズルに沿って縦に配置されていましたが、D10は、横向きになっています。
どちらが優れているとかは無いのですが、スリムに見えるのはRS1じゃないかなと思います。
D10は、ちょっとダイソンっぽい感じなのかなと思いましたが、ダイソンも縦横どちらのタイプもあるので、勝手なイメージだったようです。
吸引力
出典:楽天
iRoomのコードレスサイクロン掃除機のラインナップの中で、1番吸引力があるのは、先日発売されたRS7。
RS7は、26000Paの吸引力があります。
そして、その次は前回レビューしたRS1で、25000Paです。
これは結構吸引力が強いように感じました。
そして次に来るのがD10の18000Paです。
実際18000Paが、どのくらいの吸引力かは分かりません。
それは、他メーカーが吸引力を表す時に「Pa」で表記していないからです。
「強力な吸引力」と書かれていても、それを数値などを表記したものを、僕はあまり見つける事ができませんでした(どこかに記載されてたらすいません)。
なので、この「Pa」で表されている吸引力は、同じiRoom内で比べるのが、分かりやすいと思います。
iRoomのエントリーモデルになるであろうAST-009PLUSが12000Paなので、ちょうどRS1と中間ぐらい。
RS1の中モードで15000Paなので、D10の強モードは、それよりも吸引力が高いようです。
そしてRS1では、モードが弱・中・強の3種類ありましたが、D10は強モードと通常モードの2種類です。
D10の通常モードは7000Paなので、強モードの半分しかありません。
排気がキレイ
出典:楽天
D10は、サイクロン式の2重構造フィルターを採用しています。
その吸引力と合わせて、微細なホコリや花粉、PM2.5もしっかりと集塵する事ができます。
集塵されたホコリやゴミは、強力なサイクロンで遠心分離されるんです。
遠心分離されることによりフィルターでの目詰まりを防いでくれるようです。
そしてHEPAフィルターが、ゴミと空気を分離する事により、掃除機からの排気もキレイになってるんです。
やっぱり掃除機から、排出される空気って、キレイかどうか気になりますよね。
リビングなど、テーブルの上にコップが出しっぱなしにしておいて掃除機をかけてしまった時に、コップにホコリなどが入ってしまわないか不安になる事ってありませんか?
僕は、そんな事がよくあるんです。
だからキレイな空気が排気されるなら、ちょっと安心しちゃいます。
静音性
出典:楽天
iRoomのD10は、70dbという静音性です。(商品ページには75dbや68dbとの記載もあるので中間をとりました)
前回レビューしたRS1では、弱モードとの時に75dbでした。
普段から弱は使わずに、強モードばかり使っている僕は、その75dbは参考になりませんでした。
弱モードから徐々に強くしていくと、それに伴い音も大きくなりました。
強モードでは、決して静かではなかったんです。
ただ、他メーカーの掃除機と比べたのではないので、ただ単に聞こえる音の大きさで判断しただけです。
D10ではこの70dbが、通常モードなのか強モードなのか記載はありませんでした。
でも多分、通常モードでの静音性だと思います。
強モードで使用した時に、どのくらい静音性を保てるか、また後で確認したいと思います。
バッテリー持続時間
iRoomのコードレスサイクロン掃除機D10は、バッテリーを4時間充電するとこで、通常モードで約35分、強モードで約16分使い続ける事ができます。
普段から強モードで使いたい僕は、D10を使ったら約16分使い続けられます。
吸引力が違いますがRS1では約10分だったので、もし長く掃除する事があらのなら、D10の方が満足度は高くなるかも知れません。
ただやっぱり、それも吸引力次第ですよね。
吸引力が弱いのに長く使えても、満足感よりも不満が溜まってしまいそうです。
ヘッドにLEDライト
D10がRS1と大きく違う点は、ヘッドにLEDライトが付いている事です。
LEDライトは3つあり、本体の電源スイッチを入れると点灯します。
ソファや家具の下など、明るく照らしてくれるので、ゴミの吸い残しを防ぐ事ができます。
吸引力を試す
上位機種であるRS1のレビューの時、吸引力を試す為に、毛足の長いラグにコーヒー粉を振り撒き、吸ってみました。
今回も同じように、賞味期限が切れているコーヒー粉を撒きました。
本体のトリガーのような電源を入れると、モーターが回転し始めます。
トリガーから指を離しても、電源は切れずそのまま使っ事ができます。
電源を入れて時には、モード通常モード。
その為、今回は強モードに切り替えて使ってみます。
まずは1回、途中までヘッドを滑らせてみます。
すると、予想以上にコーヒー豆を吸い取りました。
ラグに残っているコーヒー粉は、ほとんどありません。
RS1の時とほぼ同じくらい、いやそれ以上に吸い取っているように見えました。
ヘッドを2〜3往復させると、結構吸い取ることができました。
ならばと今度は、コーヒー粉をラグに擦り込んで、RS1と比較したいと思います。
まずはRS1を強モードにして、ゆっくりと1回滑らせました。
すると、こんな感じでラグの長い毛足の中に入り込んだコーヒー粉は吸いきれませんでした。
次は、D10の強モードです。
こちらも、ゆっくりと1回滑らせます。
すると、こちらも毛足の中に入り込んだコーヒー粉を吸い残してしまいました。
しかし比べてみるとどうでしょう?
ほぼ同じくらいか、D10の方がやや吸い込んでいるような気もします。
ただ、コーヒー粉をラグに擦りこんだ時に、ムラになっていたりするので、その点を考慮すると、今回のラグにこぼしたコーヒー粉を吸い込む比較では、同じくらいだったとして良いと思います。
ちなみに、どちらも3往復させると、こんな感じになりました。
表面上のコーヒー粉は、ほぼ吸い込みましたが、長い毛足の中に入り込んでしまったのは、吸い切る事はできていないようです。
薄っすらと、茶色っぽく残ってしまいました。
静音性を聴き比べたら
今、D10の強モードとRS1の強モードを使ってみたのですが、僕にはあまり音の大きさに差を感じませんでした。
D10は通常モードで70db(商品ページには75dbや68dbとの記載もあるので中間をとりました)、RS1は弱モードで75dbということになっています。
どちらも強モードにする事で、モーター音は大きくなります。
同時に強モードにして比べてみましたが、ほぼ同じかややRS1の方が音が大きいと感じました。
どちらも、めちゃくちゃ静かではなく、そこそこの大きさのモーター音です。
隅を吸えるか
壁際や部屋の隅などには、ゴミやホコリが溜まりますよね。
そんな時、コードレスサイクロン掃除機でサッと吸えるのならお掃除が捗ります。
もちろんノズルを交換すれば、細かな所も掃除する事はできます。
しかし、交換しなくて良いなら、当初から付いているヘッドでそのまま掃除したいですよね。
という事で、D10に付属しているフロアヘッドで、ノズルを交換する事なく隅まで掃除出来るか試してみたいと思います。
そこで階段の隅に、細かく切った折り紙をゴミやホコリに見立てて置いてみました。
それをD10の強モードで吸ってみます。
ゆっくりと壁に沿って隅までヘッドを滑らせてみました。
すると、壁際と隅の両方に結構な量の吸い残しがありました。
RS1でも同じように吸い残しがあったのですが、ヘッドを滑らせる向きを変えたら、全て吸い込む事ができたんです。
それと同じようにD10も向きを変えて、ヘッドを滑らせてみました。
ところが、向きを変えても、細かく切った折り紙は吸い込む事ができなかったんです。
しかも、何回やっても吸い残したままなんです。
ヘッドを裏返してみると、ヘッドの両サイドは中のブラシを固定する為に約2.5cm〜2.8cmの幅がありました。
そして、ヘッドの1番前にくる部分もLEDライトがある為か、吸い込み口から約1.5cm程幅があるんです。
これだといくら隅に沿ってヘッドを滑らせても、前側約1.5cm、サイド側約2.5cm〜2.8cmは、ゴミを吸い込めません。
その為、何回もヘッドを滑らせても、折り紙が残ってしまったんだと思います。
結果、D10で部屋の隅や階段の隅を掃除する時は、そのままのヘッドだけではなく、隙間ノズルなどに交換して掃除するのがいいと思います。
ちなみにブラシは、カーボンファイバーブラシで、静電気を防止し、ゴミが絡みにくくなっているようです。
触ってみると柔らかったので、これなら床を傷つけること無く掃除できそうでした。
ソファの下
我が家のソファの下は高さが約6.5cmあります。
D10のヘッドの高さは、前面で約4.5cmなので余裕です入っていきます。
ヘッドに付いたLEDライトで、ソファの下もしっかりと照らすことができました。
しかし、ヘッドの付け根部分がちょうど約7cmかそれより少し高いぐらいなんです。
その為、ヘッドの付け根で引っかかってしまい、奥まで掃除する事ができませんでした。
あまり低すぎるソファや家具の下は掃除できないようです。
まとめ
iRoomのコードレスサイクロン掃除機D10をレビューしました。
前回レビューしたRS1の下位機種にあたるのですが、僕的には予想以上に吸引力があるように思えました。
ラグの上にあるコーヒー粉を吸い取るのも、RS1に負けていないようでした。
これなら、ある程度のゴミは吸い込んでくれるんじゃないかと思います。
そして、好印象なのがヘッドに付いているLEDライトです。
明るい部屋なら必要がないように思えますが、光が当たる事で視認できなかった細かなゴミやホコリも確認する事ができます。
何よりもカッコいいですよね。
ただ、元のヘッドのままで隅まで掃除できないのは、僕的に残念な点でもあります。
ノズルを交換すればいいのですが、ちょっと面倒に思えちゃんうです。
それを除けば、値段的にも性能的にも不満は感じません。
しっくなデザインのiRoom のコードレスサイクロン掃除機D10は、なかなかおすすめです。
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iRoomの上位機種RS1のレビューはこちら。
下位モデルのAST-009PLUSもレビューしています。
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